どうにかアメリカ発信の経済動乱は収まりつつあるようだ。
株価も1万5900円で自立反発の粋にとどめ、下落のドル=115円に止まった。
住宅貸付制度の焦げ付きで破綻さえ見えてきたゆえの行動であった。

何回かのシグナルがあったのでショックは少なかったと見える。
これもスミスの解く、見えざる手なんであろうか。

日本の経済政策は政治不信としてグローバル化に焦点が当てられようとしている。
田舎と都市、富裕層と貧困層らの解消としての再配分制度。

小泉改革でほとんどが改革の名で壊されつつある。
まさに自民党をぶっ潰したわけである。

党がつぶれるのは別として国家はそうは行かない。
早急に三位一体改革の補助金制度を見直さなければ自治体は持たない。

科学技術立国の国。
25年間で理科の教育時間は約4割減。

予算はこの10年で35億円が13億円の理科教育費
小泉改革後の義務教育現場の自治体が教育費を削ってるからだ。
三位一体改革で減った予算の福祉介護に回してるからワリを食っている。

教員の理科授業について6割が自信がないと言わせせしめている。
教材費不足からでもある。22日新聞での本村有希子記者のリポートにある。

イングランド銀行が今年に出した新札にアダム・スミスが登場。
国富論ゆえ230年前の人が今日的意義を評価されてる証左である。

アダムスミスが理想とした市場が実現!とビルゲイツ未来を語るで著書が言う。
「物を売り交換し投資し値切り新製品に目を留め議論し新しい人々と出会い、暇をつぶすことになる。」
「分業が確立すると全員が交換によって生活するようになりある意味で商人になる」

ネットに参加してオークション、仮想商店、資産運用を日常化している人々が増えている。
急ピッチでひとつの市場になろうとしている。
国境を越える資本は過去10年で三倍になった。OECDの推計である。

インド東欧世界経済の統合で実行労働力は4倍になった。
市場が地球規模になり中国の半分以上インドIT産業の売上の2/3は多国籍企業が担う。
71年の36年前ニクソンがドルと金の交換停止を発表世界が震撼した。

金と結びついた不動のドルが固定相場でリンクしたブレトン・ウッズ体制の崩壊。
通貨は変動相場制になった。
経済界の激震である。
延岡の地で新聞記事をそのままにガリを切り、ビラを配った。

価値の尺度の変化はリスク、チャンスをもたらした。
新しく投機やリスクヘッジを促した。

72年には穀物の先物取り引きがシカゴに登場。。
世界経済の金融化の背中を押した。

インテルが日本製電卓にMPUを組み込んだ。
MPUなくしてパソコンの歴史もネット社会も生まれなかった。

一体化した経済の負の一面が噴出している。混乱の真夏経済。ファンド資本主義。

アダムスミスは述べる。
食事ができるのは肉屋や酒屋やパン屋が博愛心を発揮するからでなく
自分の利益を追求するからだ。

ただ、フェアープレイに反する行為を許さない。とも解く。
市場での何でもありは許さない。

然しイカロスの翼のような紙幣の力で空中を飛ぶようになると
金貨や銀貨という堅固な道を歩んでる場合と比べると
国の商業と産業は盛んになるであろう。

ただ、全く安全であるといえなくなることを認識しておくべきだ。
情報化金融化の経済はギリシャ神話のイカロスのリスクを常に負う。

スリリングナ経済でチャンス、リスクで楽しかろうが殆どのあやかれない
国民生活はどうなっていくのか。

安倍総理は何の処方箋も示してないで、ほほ被り。
内閣改造の問題ではない。

ようは経済政策の変更である。
国家の隅々を見計らった勝手の政策の見直しだ。

佐賀北のように満塁ホーマーは望めないが確実に駒は進められる。

法人化に向けて苦節8ヶ月がようやく見えてきだした。
よくも辛抱できたものである。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索