手狭な敷地ゆえ近くの駐車場用地を借りることとした。
「宗教法人はいいわな〜」
との話になった。税に関する恩典がずいぶんとある話をされた。

資産家も泣くこと地頭にはどうやら勝てぬらしい。
目白御殿を誇っていたときの権力者の城も物納で納税され
土地の広さは2/1以下になってるようである。

御殿の主は上告審に係属中の1993(平成5)年12.16日逝去。
真紀子が小石川税務署への課税異議申立人の地位を引き継ぎ、
税金闘争を継続-

1994.3 真紀子、賄賂5億円の所得税など約4億円111を納付する       【納付しない限り年利14.6%の延滞税が膨らんでいく】
既に延滞税は9億6000万円に達していた。
軽井沢の別荘を担保提供していたため半額の4億8000万円に。    税金闘争継続。

3.23日 真紀子が記者会見し、「今回の納付は延滞税が膨むのを避けるためではないし相続税対策でも無い」 
  父の気持ちを大切にしたいし異議申し立てを取り下げるつもりは絶対に無い」とコメント。

1994.6.30日村山内閣成立。真紀子、科学技術庁長官で入閣。

 1994.7.18日角栄の死去(1993.12.16日)より7ヵ月後、真紀子ら小石側税務署に角栄の遺産を119億4000万円円と申告。

角栄の遺産を相続したのは、妻のはな、長女の真紀子、
養子の真紀子の夫直紀、角栄と愛人の間に出来た息子二人の5名。

相続の内訳は、妻のはな59億7000万円
、 真紀子・直紀夫妻が19億9000万円ずつ、
異母弟の二人は9億9000万円ずつ。 

 この時、国税局より、遺産相続をめぐって約78億円の申告漏れが指摘され、相続税が約65億円に膨らみ遺産総額約197億円とされた。

しかし税金全てを払うだけの預貯金は無く、35億円を現金で支払った

他の残りは東京都文京区目白台の角栄名義であった「目白御殿」の敷地5800のうち、3200を物納している

(目白御殿の一部を物納−大蔵省関東財務局が管理)

 公表された資産は、目白御殿(東京都文京区)敷地約8千 越後交通株式、新潟県山林等々であった。

 1994.12月小石川税務署が、真紀子の異議申し立てを棄却。
 1995.1月真紀子が、東京国税不服審判所に不服審査を請求。
 1995.9.13日角栄の妻はな死亡。遺産像族は、真紀子、直紀夫妻とはなと前夫との間に生まれた3名                     
 1995.9月母はなの遺産に対する相続税53億円も懸案中。
 1995.12月真紀子らの遺産申告78億円の申告があると判明
課税対象の遺産額は197億円、相続税は65億円に。30億円分を物納へ。
 1996.1.11日橋本内閣成立。
 1996.9月不服審判所が真紀子の不服審査請求を棄却の判決。
 1999.12月真紀子、課税取り消しの行政訴訟を起こさず、
       裁判闘争に終止符を打つ。裁判所に課税取り消しの行政訴訟を起こす道は残されていたが、3ヶ月の期限内に提訴せず、12月末課税が確定
東京国税局の課税通知から、実に19年9ヶ月ぶりのことだった。
 2000.3月物納した土地のうち「目白御殿」の一部、1200を日本女子大学が約7億8500万円で購入。
 2001年の政治家の資産公開で田中直紀氏が約1032、真紀子氏が1606を受け継いだことが判明。

 通称マルサと呼ばれる国税庁の権限発議のようになっている。
質問検査権、強制調査権(査察権)が大きな柱である。

査察部と特捜部の関係は操作の結末を大きく変える。
査察部・特捜部=強制調査犯罪コース、特捜部以外=任意調査追徴決着コースが常である。

地検との協力関係で限りなくオールマイティー権を行使することが出来る。

世界史の近世において権力者の最高は独裁者ヒトラーであろう。
昨日のロイター通信の記事には記録の怖さを教えられた

ナチス・ドイツ総統のヒトラーが税務当局の徴税から虚偽の理由などを申し立て必死に逃れようとしていた
1033年に政権に就く前、税金逃れを重ねた

ヒトラーの8年間での滞納額は当時の通貨で約40万5000ライヒス・マルク。現在の価値では、約8億4000万円相当になるとしている。

ヒトラーは「わが闘争」の著書、で約123万ライヒス・マルクの収入を得て、60万同マルクの税金を支払う義務を果たさなかった。

実は神田の古書店で求めたこの本の初期本の邦訳を所有していたが何処にあるのかわからぬ。もう一度読み返してみたいものである。

ヒトラーは首相就任後に支払いを全額免除されたという
総統就任前の8年間自家用車を「企業の車」と主張したりするなど税金逃れの手を使っていたという。

また、総統として4万4000マルクの給料を稼いでいたが、未亡人の慈善団体に寄付したとも申告。実際は、していなかったという。

総統就任後、ミュンヘンの税務当局の署長がヒトラーに書簡を送り、それまでの滞納額を帳消しにすることを申し出た。

ヒトラーの側近が返信で、総統が提案を受け取ると連絡したという。
この署長は1カ月後に、ドイツの税務本庁のトップに昇進、給料は41%増となった

「役人の子はにぎにぎをよく覚え」のにぎにぎよりも、まだましは
役人の 子はあとだしを よく覚え

赤ん坊が、結んで開いてをしている。

「おお上手だね〜」
「そりゃ、そうさ。役人の子だもの。」
「もう、練習かい。年季が入ってるはずだねえ、」と、

人間の性で万国共通のこと。中国で発表しても、10億の民が一斉にうなずく?

似たりよったりは宗教法人のこの優遇性である。
これではご来光のご利益がどうなるのやら。

明治初頭以来の国有地である富士山山頂部385万平方メートルの土地が浅間大社に国から無償で譲渡された。

徳川家康の寄進を証する古文書があり、30年前の最高裁判決でも
「宗教活動に必要」と認定されていた。
歴史問題の解決には時間と大変な骨折りが必要なんだ。
   
他方で「真白き富士も私有地か」の意外感もあろう。
富士山と各人の信仰、宗教活動と法的関係と思考を重ねねばならぬためか。

何が宗教法人か。守銭奴め!
家康までさかのぼる「待つ」努力には驚嘆!すごき宗教!

または宗教に「持つ」こそ紛争の根源と教えられるからか。
   
 日韓首脳会談でも北朝鮮による日本人拉致・人質と核開発・所有の両問題ともに「持つ」に前進は見えぬ。

体制の生死をかけた「持つ」固執の非情な戦略を前になすすべのない日本

ロシアの石油会社ニコスの社長はプーチンに選挙で挑んだ
ところが脱税から始まる一連のニコス潰しでロシア最大の会社は倒産し胡散無産の状態である。

権力者・宗教・税のキーワード

されば宗教されど宗教
されど税、たかが税

新年度予算が開示された
国を食い荒らすごくゾウムシほど怖いものはない

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