防衛利権

2007年12月10日
今日の誕生日の花は冬サンゴ
花言葉は・・・・・・ 神秘
別称として玉ヤナギ、柳の玉、
ウウ〜ン・・・クリスマス・チェリー。

横浜中区での携帯映像展をみたいものだ。
携帯での映像は300インチの大画面に短い作品で12秒長きもので45分らしい。
地方にいると仕事もありフイルターを通してしかみれなく、
感性のリトマス紙の反応は敏感に反応していない。
新聞週刊誌しか情報源が無い。
そのハンディーのことがかえって冷静に見れることを持ち味としたい。
また猿だの骨なんとかが書き込みをするんであろうか。

岡留安則著「TV版うわさの真相」七つ森書館刊にメディアの状況がみえる。
梨本勝が発言している。
制約があちこちに溢れこの30年でどんどんテレビ製作現場が萎縮自主規制している。
大手芸能プロがメディアを支配しつつある。

ジャニーズ事務所やバーニング事務所などである。
タイトルだけで自主規制を強いてくる。
スキャンダルが表に出てくるのは弱小事務所に所属するタレントのみ
メデアの動きから読売朝日がいずれそうなる。

SMAPの稲垣吾郎が違法駐車で車内に篭城した。途中車を動かし婦人警官をケガさした。
テレビをはじめNHKを含め容疑者と呼ばず、メンバーと報道したのに驚いた。
CMを依頼してるスポンサー企業の圧力が30年程前から強まった。
その後は芸能事務所が頑張った。
必死にスキャンダル隠しを努力した。
メデイアは何の努力もしなく取り込まれていった。

私の履歴書は日経新聞の隠れた人物社説的看板記事
登場人物も極めて一流で書き手は1年先まで決まっている。
田淵節也証券会社社長は証券事件で世間から身を隠した人
その人が執筆している。社会的名誉回復ではないのか。
もっと酷いのは先の渡辺恒夫読売主筆兼会長。

杉田亮毅日経社長が直接執筆を頼んだらしい。
「君命も受けざると余あり」の著書にナベツネが書く。
「全く異例のこと、一方ならざる決断」
相互依存の構造が潜みジャーナリズムを衰えさせる

日経前社長鶴田卓彦腐敗を暴ききれなかった。
会議で社会の汚職を批判した。
「反省すべきは自分のほう人の子がいえるのか」叱責が飛んだ。
「泥棒様が泥棒に説教してるようなもの」とも言われた。
まだ健全性があるが読売内はどうなっているのか。。
週間文春カラの記事である。

秋山耳火太郎朝日新聞社長は三社連合をどう考えているのか。
ジャーナリズムは共同記事で死滅していこう。

戸川猪佐武は読売政治部の元記者で「小説吉田学校」を書いた。
田中角栄に重宝がられた。

78年12月25日
ダグラス社がF4Eファントムを売りつけるに当たり
75年に1万5千ドルを日本の高官に渡したと発表した。

グラマン社は翌年1月4日
早期警戒機E2Cを日商岩井に決め納入するに当たり
岸信介、福田赳夫、中曽根康弘、松野頼三に資金を渡したと発表した。

日商岩井のビルから2月1日島田常務が「自殺」した。
数時間前まで銀座で3名で会食をしてたのでナゾの「自殺」。
小料理屋Kにいたのは3人。
副社長海部八郎と島田常務そいて戸川猪佐武。
渦中の二人を戸川が激励するために開いた会食飲酒であった。
どこにも自殺のそぶりも無かった島田常務。

山崎豊子「不毛地帯」の小説。
東京商事の鮫島航空機部長が3時間にしか眠らない海部八郎のことである。
鉄道模型ファンであった。
もっとも3時間睡眠はナポレオンで勇名だが、せきやんももっと過酷でその中にいる。
ナポレオンは馬の上で寝ていたとも言うではないか。

国会喚問が議論を尽くしてテレビ導入を決め実効された。
宣誓書に震えて字がかけない海部が画面一杯に拡大放映された。
宣誓を前にしての異様さに国民は闇を痛感する。

読売政治記者出身の戸川猪佐武。
戸川は
「励ますため開いた酒席であった」
「墓場場まで持っていく」
と銀座小料理屋Kのことは黙して語らなかった。
海部八郎も翌年逝った
田中に近い戸川も死者となり以後島田常務の死は永久のなぞ

事件は日商岩井の3人だけで終了した。
5億円の収受を認めた松野も時効で咎めない。

海部メモが出てきた
岸がダグラス社に便宜を図るメモであった。
検察は日米安保の立役者から事情徴収はしなかった。
逮捕されず自殺した島田常務の証言が無い以上ムリであった。

そして今回の守屋=内田洋行事件。
ここに幻の妖怪が注意して見ると見えてくる。
実力者にのし上がってた中心人物。
日米平和文化交流協会理事・秋山直樹
安全保障議員協議会所属議員の議員の頂点に立つ。

その経歴で唖然とした。再度新聞記事を見直すがいい。
元運転手から身を興しての今日のフィツクサーの秋山直樹がキーマンである。
誰の運転手?
あの戸川猪佐武の運転手から身を起こしてたのである。
79年1月4日軍用機の黒い霧の意外な展開が視野に入った。
「墓場場まで持っていく」と戸川猪佐武をはじめ3人は鬼籍に入って棺おけに蓋をしたハズだ。
銀座小料理屋Kの集いし3人はこの世にはいなかったはずだ。が、幽霊が出てる
秋山直樹が生存していたのである。
今こそ島田は他殺でなかったのか語られるべきだ。。
小料理屋Kのもう一人の人は語るべきである。

年間4兆8000億円の防衛予算の配分利権には巨悪が眠っている。
水増し請求に山田洋行670件が上がっているがどうなんであろうか。

内田洋行は防衛利権からはチャチ過ぎる。
防衛庁の受注総額には15番目さえ出てこない小額の企業にすぎぬ。
スケープゴートされただけである。
防衛利権の本命は別にある。

小銃は豊和工業1社のみ
戦車は三菱重工業1社のみ。

輸送機小型の冷蔵庫700万円
電圧は220ボルトで激しい離着陸に耐え得ねば成らない。
せいぜい300台程度になろう。開発費を入れるとやむえない。
問題は軍事機密を楯に決算行政監査委員会が適切な審査が出来なくノータッチになることだ。
攻撃戦闘機、偵察衛星などに顕著に見られる。

IHI=石川島播磨重工業の水増し請求が元防衛のキャリア・大田述正から告発された。
首席連絡調査官のときのこと。
米海軍の強襲揚陸艦「ベロウッド」の補修は当初33億円。
「いくらなんでも高すぎる」
と大田首席連絡調査官
28億5000億円になる。
過失利益が多すぎると意見を述べる。
18億円になる。
まだ値下げ協議を続けようとすると
値下げを打ち切るよう上からの声があった。

問題の根は深い。商社でなくメーカーである。
防衛受注予算を調査すると天下り数に契約額が比例している実態が浮き彫りになる。

国会が自民党有利に動き出した。実に微妙な力関係である。
額賀、守屋の証人喚問は中止。
ジェームズ・アワー元国防省日本部長が
「宴席に額賀が同席していない」と明言してきたようである。

そりゃそうだ、アメリカに飛び火してしまう。
GEは防衛企業でイランに標準をあわせてる戦争スケジュールが狂ってしまう。

大事なのは国民が証人喚問を必要だと判断すること
世論が民主党を支持していない

守屋の疑惑を含め、軍需産業をめぐる政軍財の癒着の構造全体に
徹底的にメスを入れることが求められている。

献金は国民政治協会への06年分。
天下り人数は、富士通(05年10月)を除いて06年4月現同省ОBが計475人も天下りしている。
上位15社は、軍事費契約額の七割を占めているほか、自民党に巨額献金をしている。(表参照)

 これらの企業は、自衛隊の装備・弾薬・燃料などを受注している軍需産業。
2006年度の上位十五社の契約額は、
三菱重工業2776億円を筆頭に合計9076億円にのぼり
、防衛省の総契約額の約七割にあたる。

 〇六年四月現在、これら軍需企業に在籍している防衛省ОBは、三菱電機九十八人、三菱重工業六十二人、日立製作所五十九人など、在籍者がいない二社を除いて十三社で計四百七十五人にのぼりる。(富士通のみ〇五年十月現在)

 契約額一千億円以上の上位三社の平均ОB数は69,7人、
日本電気など、三百億円以上一千億円未満の六社の平均ОB数は27人、
二百億円未満の六社の平均ОB数は17,3人となり、
天下りが多いほど、受注額も多いという相関関係も明らかになった。

 一方、自民党の政治資金団体「国民政治協会」への献金(〇六年)も、契約額トップの三菱重工業が三千万円はじめ、
11社で1億8690万円となっている。

防衛省(2006年度)上位15社の契約額と自民党への献金、天下りの実態 
   
          契約額  献金 天下り
          (億円)(万円)(人)

(1)三菱重工業     2776  3000   62
(2)川崎重工業     1306  500   49
(3)三菱電機      1177  1820   98
(4)日本電気       831  1800   40
(5)アイ・エイチ・アイ  446   ―   16
マリンユナイテッド
(6)富士通        441  1680   16
(7)東芝        423  2850   35
(8)石川島播磨工業   365  1090   34
(9)小松製作所     363  1000   21
(10)富士重工業     199  1800   26
(11)日立製作所     194  2850   59
(12)中川物産      148   ―   ―
(13)新日本石油     143   ―   ―
(14)ダイキン工業    133  300   17
(15)コスモ石油     131   ―   2

 《注》防衛省資料、政治資金収支報告書。

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