捜しもの30年

2007年12月6日
列島は寒波がヤマのようだが、
ニュヨークの株高が寒さを吹き飛ばしてくれよう。

ガソリンが最高値を小売段階でいとも簡単に記録更新している。
154円を超えた。
オイルショックでその値上がりを国家総体で解決すべく街の火々が消えた歴史を持つ国。
あの一体感は今は無い。

佐々淳行初代危機管理室長は引継ぎが出来てなく、石原慎太郎三選選挙勝利しか頭に無かったのか。
豊臣秀吉の無二の親友も熊本を最後にお家再興は無かった
佐々成政のDNAが佐々の家の国家運営との国家と個との未整理の問題であるのか。
どうにも似てる部分がせきやんの個も含め横たわる。

この雨の降らない状況に、国家を含めた極めて地域性のある問題故の地方行政期間の予測しての
水対策が無いのは地球全体の問題神の授けた水の国にあるのでの傲慢さに過ぎない。堕落だ!

九州大分別府での水サミットも漏れ伝えるのが弱い。
今年の渇水期の水対策は大丈夫なのか。
四国の水がめサメジマだむ池のニュースも報じられていない。

この高騰する石油危機に中央政府からの対策コメントを聞かない。
各種の生活防衛機関からの運動定期氏もない能天気な国民である。

民族のアキレス腱たる石油の問題であるのにである。
テロ特措法も軍事でなく石油で紐解けばいいものを政権与党は民意誘導がわかっていない。

町々の日ごとイルミネーションが灯っている。
宮崎駅もチョットだけ飾りつけがあるが、それより北、西に際立ってるものが目を楽しませる。
北警察署西交差点のリース会社の豪華さは花が島の国道分岐点や平和が丘のものとあいまって名所。

今年特に目立つのは中央郵便局となりの壽屋=カリーノのイルミネーション。
ウ〜〜ン・・冬の寒さがあればこそのイルミネーションの暖かさ。

ニシタチ上の町の青空市場後の公園もがんばっている。
もちろん落として成らないのがメインストリートの橘通りのものと若草通り、ニシタチアーケート街。

阿波岐ヶ原の植物園=フローランテまで足を伸ばすと光の名所は限りない。
う〜〜ん今年の宮崎イルミ大賞は今んとこカリーノに軍配をあげよう。

改装して運営法も変わった。
そのカリーノに「めぐみちゃん」で象徴される拉致被害者の横田夫妻が先日こられ拉致問題の写真展が開催。
時のひと・そのまんま知事も初日訪れてアピールしていた。
地方で拉致問題展示。
選挙に立候補落選した事務局長の妻に宮崎の舞台人が納まった人脈がなした政治的産物?。
ブログにある天地さんのご意見を掲載する。

先月16日の読売新聞の、「めぐみ30年」という連載記事のくだりが記憶にあろう。
いきなり消息を絶った13歳の少女を20年近く捜し求めた横田夫妻が、初めて娘の消息を知らされた瞬間である。

「・・・その子は賢い子で、朝鮮語を習得すれば帰してあげると言われ、一生懸命勉強した。 それがかなわぬと分かると、遠くから両親を見るだけでいいからと懇願したそうです・・・」

   「めぐみに間違いない」。
滋さんも妻の早紀江さんも、娘の様子がまぶたの裏に浮かんだ。涙が止まらなかった・・・
 一定年齢以上なら誰しも人の親である。
       悲しすぎる。
生きとし生ける人間の心象風景としてこれ以上の残酷さはない。

拉致被害者はもちろん横田めぐみさんだけではない。
しかし、バトミントンの練習を終えた13歳の少女が、いつものように帰宅する直前に、何の理由もなく、見知らぬ者に拉致され、愛する家族から引き裂かれ、生き別れのままに30年の歳月が経ったのだ。

  なぜ拉致問題はいつまで経っても解決しないのか。
それは勿論北朝鮮の理不尽で硬直な態度の政治形態であり金正日総将軍様にある。

ただ、それと同時に日本政府や政治家の責任も問われる。
正直せきやん自身も思考的にそうであった部分を個人的に持つ。権力者ほどの影響は無いとしても問題であった。
対立構図の政治イデオロギーの歪んだ論理によってねじれ現象があったからである。
改憲やイラク反戦と異なって拉致問題が政治的対立問題にならない最大の理由はそこにある。

  問題は何と言っても6年前の突然の訪朝時に、小泉元首相が金正日総書記と拉致問題で手打ちをした事である。
すべての原因はここに由来すると言っても過言ではない。

あの時我々は「金正日総書記が拉致を認め、謝罪した」と聞かされた。
しかし正確に思い起こしてほしい。
一部の不届き者が拉致をした、その事について金正日総書記は謝罪したという事なのだ。
決して金正日総書記は北朝鮮の国家的拉致を認めていないのだ。

それにも関わらず小泉元首相は訪朝の失敗をおそれてそれを許し、事前に用意したピョンヤン宣言を一字一句修正することなく署名した。
拉致問題の真の解決の為にも、もう一度仕切りなおして交渉を始めなければならない。

もともと小泉二度目の訪朝にして歪だ。
そのころの政治問題たる年金未納が首相たる小泉の未納の露呈として週刊現代で追求され
サッサと日程を早めて北朝鮮に逃げ出した。
追求するマスコミは北の渡航書を渡さないとの暴挙があったことを思い出してほしい。。

  この点に関連し、人権派弁護士の川人博と護憲派国際政治学者であるカンサンジュとの間で
最近の週刊朝日誌上で興味深い大論争があった。
その詳細は川人博著の「金正日と日本の知識人」(講談社新書)に詳しく再現された。

川人博は右翼ではない。
在日朝鮮人問題や過労死問題に取り組んで来た人権派弁護士である。
左派ともいえるその彼が、社民党御用達のごときカンサンジュの北朝鮮融和姿勢を正面から批判しているのだ。

護憲・平和という問題では左翼政党との支持者も、こと拉致問題、北朝鮮政策については、決して左翼政党の考えに組しない。

  不幸な問題は、拉致被害者の家族が対北朝鮮強硬一辺倒の拉致議連の政治家と一緒になって行動している事だ。
つまり護憲や人権を叫ぶ左翼政党が拉致家族を助けようとしないゆえでもある。
歴史認識や靖国神社参拝問題に強硬な愛国的、国家主義的な政治家たちだけが拉致問題に熱心なのだ。
ここに拉致被害者家族の不幸がある。

  そして、日本政府の対米依存がある。
米国の対北朝鮮外交に過度に依存し、その故に米国の対北朝鮮外交の豹変に振り回されて来たという問題がある。

その米国はいまや北朝鮮をテロ指定国から解除し、国交正常化さえも視野に入れる動きを見せるに至った。
その米国に対し日本政府は北朝鮮に対する強硬姿勢を崩さないでくれと懇願する。本末転倒の外交である。
  拉致問題はどう取り組めばよいのか。
それは上記の逆を行なえばいいのだ。
すなわち、拉致問題は日本と北朝鮮との二国間の問題と捉え首脳同士の直談判でこれを行なわなければならない。
そしてその交渉の対象は拉致問題だけに集中すべきなのだ。
決して北朝鮮の核放棄を絡ませてはいけない。
核放棄問題は米国に任せておけばいい。
米国以上の対北朝鮮核交渉力を日本が持てるはずはない。
その必要もない。
そして拉致問題の解決を迫る時は日本の過去の過ちに対する謝罪と国交正常化(経済支援)問題を同時に提起するのである。
すなわち謝罪や経済支援と引き換えに拉致問題の誠意ある全面的解決をパッケージで合意する、そういう交渉を首脳間で行なうのである。
拉致問題の解決はこれしかない。
北朝鮮が交渉に応じて来るのはこれしかない。
そしてこのパッケージ解決の交渉に北朝鮮が応じて来ないはずはない。
北朝鮮は日本の援助をのどから手が出るほど欲しいのだ。
米国からの安全保障の確約と日本からの経済援助、この二つが北朝鮮の目的である。
  このような当たり前の交渉をどうして日本政府や外務省は始めようとしないのか。
これを始めるリーダーシップを持った政治家がどうして現れないのか。
今からでも遅くない。
拉致被害者の家族は、この一点に絞って福田首相に英断を決断を迫るべきである。

選定した大賞のカリーノのイルミネーションはそのあでやかささとは反対にどことなくさびしい。
そこに照らされて深夜に佇んでるのはせきやんの特大の大きな影だけである
我が子は何処にあるのか。

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