延命処置

2008年12月6日 お仕事
きょうの誕生日の花は・・・ヒイラギ
花言葉は・・・・・・・・・用心、歓迎

葉陰に白い花をつける。
ほのかなる芳香。

ひいらぎの はな一本の かおりかな

ヒトはこの世に生を受けた時から死に向かって歩一歩歩かざる得ない悲しき性を背負っている。
死ぬために生まれたようなる矛盾したる立場にある。
70年生きてもわずかなるモノで25550日。
自身、既に21,000日以上も生きていた故残りから考えた方が早い。

これに比して死を知らず、産み落とされたときから肥大化するのが宿命であるが如きの
それが生命のあかしたるものがある。
社会に現存する各種の組織のことである。
生物が群れるのを常とするのはそこに起因すると言っても過言では無かろう。

よって組織ほどある意味怖いモノはない。
とりわけ民族が究極の目的とする国家組織になると霊長類の長ゆえやっかいである。
生き抜く絶対正義たる宗教が絡んでくるととりわけそうである。
日本国家組織の自民・公明政権の怖さ宿痾はそこにある。

世界は相対立する二つの経済体制がありお互いを牽制しあって相競った。
ところが経済活動の秩序無き拡大発展が一つの世界となった。
人間のあくなき欲望は有限の地球に於いて大量生産大量消費で誰でもその恩恵に浸れる政治体制に現実として収斂された。

それはさらに経済活動の秩序無き拡大発展にのめり込みついには拡大に追いつかず破綻しつつあるのが今日の状況である。
荒れ狂う社会体制は明くる年には貨幣の本性からもっと精鋭化してこよう。
経済立て直しのための作れば必ず儲かる会社形態の軍需産業への傾斜である。
仕事が無くなれば国家が職を保証する軍隊にいればいいと言う算段である。

ミニタリーパワー・バランスが微妙に動き出している。
資源外交で再度新たなる社会群の組織が形成されてるからである。

人類は二つの世界大戦を経てその英知をその力の限りを尽くして人類の理想を日本国憲法に昇華させた。
ところが政治情勢にもまれその平和憲法は風前の灯火。
その番人の総評・社会党グループが解体されトドメを刺されてる状況の今、政治的にはすでに平和憲法は改憲されてる代物にすぎない。

憲法九条の会はいたたまれ無き状況から興された組織であった。
この田舎の宮崎でさえ今年の夏にはノーベル賞作家の九条会員の大江健三郎がきたほどである。
ところでその「九条の会」設立者 加藤周一(89)の死が5日午後報じられた。お悔やみを申し上げたい。
ブログから拾ってみると人物像が浮かび上がる。
「日本文学史序説」にみられる戦後日本を代表する知識人で、和漢洋にまたがる幅広く深い教養をもとに
、政治や社会、文化を縦横に論じた。
元々は東大医学部で血液学を専攻した医師科学者。
歯に着せぬ物言いと行動力は江戸生まれがなさせたことか。

1942年、作家の中村真一郎、福永武彦らと新しい詩の運動グループ「マチネ・ポエティク」を結成。
戦後に共同出版した「1946・文学的考察」で注目をあびる。
 58年、第2回アジア・アフリカ作家会議参加を機に医師を辞め、評論と創作活動に専念する。
日本文化の雑種性を指摘した「雑種文化」や自伝「羊の歌」、共同研究「日本人の死生観」などを経て、「日本文学史序説」で80年に大佛次郎賞受賞。

 活動は国内にとどまらず、米、独、カナダなど多くの海外の大学から招かれて教壇に立ち、日本文化などを講義した。
文化、芸術だけにとどまらず、常にリベラルな立場から、核問題や安保問題などの現実問題にも積極的に発言し続けた。
04年には作家の大江健三郎さんらと、憲法9条を守ろうと「九条の会」を設立した。
94年、朝日賞、00年にはフランス政府からレジオン・ドヌール勲章が贈られている。
毎日系に、84年から「夕陽妄語(せきようもうご)」のコラムをよくした。

88年4月から立命館大国際関係学部の客員教授を務め、92年5月にオープンした、戦争の記録や平和運動の資料などを展示する博物館「立命館大学国際平和ミュージアム」(京都市北区)の初代館長に就任した。
爺のわがご同輩の方々は直接講義を受けてる加藤周一の徒であり、その悲しみはいかほどであろうか。
まだ連絡さえ取っていない。

魂よやすらかにと祈りつつもいい意味で成仏しなくこの世を見守ってほしい。と甘えている。
著作からそういう人であった。

まとめて拾数冊の本を手元に置いた。
雑誌の現代1月最終号にはとりわけ連続の続編から目を通した。
小泉竹中政治の暗部は数限りないが死者を出してる点でリソナ銀行をめぐる真実が少しづつあぶり出されている。
その売国政治に鋭く対決して冤罪で社会的抹殺されてる植草一秀論文をブログであわせて読むとよりリアルにりそな銀行の問題が認識される。

5日の衆議院での集中審議で麻生内閣で是正されつつある小泉竹中政治の決別宣言は中途半端に終わりつつある。
まさにポピュリシト麻生の仮面がはげつつある証左である。

ひとつ人間臭を出したの場面があったようでその部分だけは心地いい。

 「おまえ、マンガばっか読んでんじゃねえか、なんて言われても困りますんで」。
小泉元総理の所信表明演説で引用した長岡藩の「米百俵」の故事が話題にのぼったときである。
「佐久間象山の弟子に『二虎』と言われた一人が吉田寅次郎、後の松陰。
もう一人が(長岡藩の)小林虎三郎。その話ですね」とうんちくを傾けた。

 ようやく動きも見せだした。
140万人雇用創出めざすと2兆円規模の追加対策をうちだした。
いただけないのはつい3日前か経団連会長であるキャノンの御手洗会長に首切りをしないことを要請し谷も関わらず、
大分キャノンは1100人の首切りを発表。
全く総理の顔も利かない証拠のお恥ずかしき次第だ。

来週には民主党の郵政改革の見直し法案を否決し焦点の重要二法案の金融法やアフガン法案が通過するらしい。

鳩山邦夫総務相も大阪知事の熱血ぶりに打たれ動いた。
5日午前の記者会見で、大阪府の橋下徹知事が公立小中学校に携帯電話持ち込み禁止の方針を示したことに関連し、携帯電話の利便性を指摘した一方で
「メール人間は会話能力がおかしくなる。携帯が人間性を失わせる側面を持つのは、疑いのない事実だ」と述べた。
義務教育の現場には橋下知事の言う如く携帯はいらない。
メールをみたらすぐ返事しないと仲間はずれいじめに遭うメール恐怖症が跋扈。
風呂場にさえ携帯を持ち込んで幼き心が24時間管理されている。
橋下知事は信念があり、限定的には賞賛される。
同じマスコミが作った宮崎県知事そのまんま東知事とは大違い。
5日の県議会で「任期いっぱい努めるとは限らない」と仕事に熱中してないことを暴露するよう成ることを答弁している。

口直しにパラパラとそれぞれの本を眺めた。

末期がんの女医が贈る患者へのメッセージがいい。

「わたしが“生き見本”です。どんなにつらくても、決してあきらめないでほしい」
 21年前に乳がんの全摘手術を受け、再発、再々発、全身転移し、現在も治療を続けている小倉恒子医師(小倉耳鼻咽喉科医院副院長。
「乳がんの女医が贈る 乳がんが再発した人の明るい処方箋」主婦の友社刊。
病状は悪化し続けているが、現在も週1回の抗がん剤治療を受けながら、耳鼻咽喉科医としてフルタイムで働いている。
自分や家族が「がん」と宣告されたとき、再発したとき、全身転移したとき、どう向き合えばいいのか科学者の目で教えてくれる。

内にこもらないで
患者同士つるんでスピリチュアル・ペイン=目に見えない苦痛、を軽減
精神的にタフになって
担当医と患者の信頼関係を
「ドラッグ・ラグ」の解消を
  「ドラッグ・ラグ」とは、海外の医療現場で使用されている薬が、日本国内で使用できない状況を言う。

麻生太郎首相は4日、連合の高木剛会長と首相官邸で会談し、雇用問題を中心に意見交換した。首相と連合トップによる「政労会見」は麻生内閣発足後初めて。

麻生総理と志位共産党委員長が5日午前会談した。
自民・共産の2党だけの党首会談は異例。

 中川秀直元幹事長・渡辺喜美元行政改革担当相らによる社会保障に関する議員連盟の結成が、当初予定の5日から来週に延期された。麻生総理の政権運営に批判的な議員が加わる同議連に対し「反麻生の軸になる」との憶測が出ていることを受けたもので、中心メンバーの1人が惜しくだけで象徴的
、「変な色を付けられてしまったので先送りする」
それでも政治家か!喝ッ!

それにしても麻生総理も因果なモノだ。
 「金融危機の影響があるのは確かだが、小泉・竹中時代の“負の改革”がなければ、リストラや中小企業の倒産、地方経済もここまでひどくはなっていなかった」

 小泉・竹中が断行した「売国改革」が、日本経済をどん底までたたき落としたというわけで今噴出したに過ぎない。
 約5年半にわたる小泉政権の過ちの1つが、大銀行たたき。
 竹中金融相となった2002年以降、大手銀行は巨額の不良債権処理を押し付けられ、巨額の赤字を計上した。「デフレ不況時に不良債権処理を強引に進め、かつ緊縮財政を断行するという政策で、国内需要を根こそぎ破壊してしまった」
 2つ目の過ちは、格差社会の増長。内需が破壊された結果、景気が回復しても牽引役は輸出産業で、恩恵は大企業に集中した。
「当時正しい政策が行われていたら、その後の景気回復の恩恵が地方にも及び、我が国の不況耐久力は今よりも格段に高まっていた可能性が高い」
それができなかったがために「地方は回復のきっかけすらつかめず、格差社会が進んでいる」。

 さらに、米国指導に沿った政治姿勢。「日本は小泉政権によって米国型資本主義、拝金主義に染め上げられた。企業はリストラで、利潤を貪れることに味をしめた」

 懲りない竹中金融相は今年4月の時点で、日本郵政が米国の金融機関に出資すべきと主張。このことについても、「郵便貯金で米国金融機関救済の出資をしていたら、国民の貴重な財産が泡と消え、日本郵政は倒産の危機に瀕していた」
 事実、米国では9月に証券大手リーマン・ブラザーズが破綻し、保険大手AIGや金融大手シティグループが経営危機に直面している。「米国の投資銀行のビジネスモデルが破綻したことで、小泉竹中政治の間違っていたことが証明された

 「今の人心の荒廃ぶりは戦後の混乱期と似ている」
「一番大事なのが雇用を守ること。中小企業や地方の苦しみを救うためにも、大幅な財政出動が必要だ」
麻生内閣がなされればならないことの一番目の緊急なること。
 麻生内閣はようやく雇用対策をはじめたが「もっと強いリーダーシップで、具体策を打ち出すべきだ。まずは小泉-竹中路線の失敗を明確に認め、政策転換を宣言した方がいい」
麻生総理の唯一の延命処置。
今日の花言葉は「歓迎」である。

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