原油価格

2005年6月21日
先ほどのニュースでNY原油、一時59.52ドルで最高値更新したという。
理由を新聞より列挙する。
? 石油輸出国機構(OPEC)の生産は過去最大水準に達している
?、米国内では行楽シーズンを迎えてガソリン需要が高まっている
?好景気で需要が増加している貨物輸送用の軽油や航空燃料などの在庫が落ち込んでいる。
?石油精製施設の生産余力も限られ供給不足による値上がりを狙った投機資金が流入している。
?アフリカの産油国ナイジェリアで、政情不安から米英が大使館や領事館を閉鎖した。
?米週間石油在庫統計のガソリン、原油の在庫が減少し1週間で5ドル値上がりした。
結論的には投機より 需給逼迫懸念からの急騰である
 石油輸出国機構(OPEC)は現在日量2750万バレルの原油生産枠を来月から日量50万バレル、その後も高値が続いた場合はさらに50万バレル拡大することを決めた。
原油不需要期にもかかわらず、再び上昇しての処置である。
 世界の原油需要は昨年、日量270万バレルも増大した。
今年は増勢はやや鈍るものの180万バレル増加する。この予測には「需要の勢いを過小評価している」との見方もある。
OPECの増産能力は今回の50万バレルの増産後は日量100万バレル程度しか残らず、その大半がサウジアラビア一国に偏っている。
非OPEC諸国ではロシアや西アフリカの新興産油国の増産余力にたよるしかないが、現実にどこまで増産できるかは不透明。
 これから夏場にかけ欧米は旅行シーズンでガソリン需要が増加し、中国では発電用の消費が急増する。
9月に入れば冬場に向けた灯油などの在庫積み増しも始まる。原油の需給が当面緩和する見込みは小さい。
石油危機のような不安心理が広がる前に、消費国側は需要抑制、産油国側は原油増産をする必要がある。
しかし、急成長するアジア諸国の需要が拡大し、エネルギー資源の奪い合いは一段と激しくなっている。
数年前の10〜20ドル台に戻ることは望むべくもない。
慢性的な供給量の不足に加え、イラク戦争やテロといった国際関係の緊迫を考えると安閑としていられる時代ではない。
エネルギー源を海外に頼る日本の経済構造に変わりはない。原子力を除いたエネルギーの自給率はわずか4%。
原油の中東への依存度は9割近くで、石油危機のころを上回る。
中国の石油消費量は日本を抜き、米国に次ぐ世界2位。
アジアの消費大国はインド。中印両国ともエネルギー問題に首脳みずから中東や中南米などで資源外交を展開している。未開発の巨大ガス田を抱えるロシアへの接近にも意欲的だ。
 これと比べて、日本はお寒いばかりだ。中国との関係はこじれる一方で、東シナ海のガス田の共同開発は進みそうにない。サハリンのガス田からパイプラインを引く構想も頓挫している。
この八方ふさがりをどう打ち破るのか。
 ODAをエネルギー安全保障につなげる発想があっていい。
化石燃料に頼らない新エネルギーの開発や省エネルギーの促進策である。
太陽光発電もそこに位置していいはずである。
原油価格上昇は地球温暖化とセットして考えるべきでもある。
原油価格上昇構造は世界の経済も変えてきてる。
米国文化はジャズ、ワインとともに自動車の国。
かってのカーボーイよろしく車高の高い車がはやる馬の国である。
原油高はビッグスリーでアメリカそのものの構造的変化を起こしてあのGMの経営危機さえまねかんとしている。
時間がないので明日触れたい。
今日は夏至であったそうな。
夏至は太陽が天球上で最も北にあり、太陽の南中高度が最も高くなり、昼間が最も長く、夜が最も短い日でもある。
 東京(北緯35度)の場合、南中高度は78°もあって、まるで頭の真上から照りつけている状態。逆に冬至の時の太陽の南中高度は32°でその差は46°もある。
太陽の通り道である黄道が天の赤道に対して23.5度傾いていることによって起こるもの。これはいいかえれば地球の地軸が黄道面に対して23.5度傾いているということになる。
この傾きが四季の変化を生みだしている。  
太陽光発電の発電量はいい成績が続いているはずである。
都城工事の下見

CO2排出量

米国  24,4パーセント
中国  12,1パーセント
ロシア  6,2パーセント
日本   6,2パーセント
インド  4,7パーセント
ドイツ  3,4パーセント
英国   2,5パーセント
カナダ  1,9パーセント
イタリア 1,9パーセント
韓国   1,9パーセント
メキシコ 1,8パーセント
サウジ  1,6パーセント
フランス 1,6パーセント
豪州   1,5
ウクライナ1,5

1世帯5500KGの割合内訳

照明動力 30,1
自動車  29,5
暖房   14,4
給湯   12,5
廃棄物   4,9
水道    3,5
厨房    3,4
冷房    1,7

200年前の地球のころのCO2濃度
280ppm
現在のCO2濃度
370PPM

現在の大気中のCO2=730GT
人為的排出量年   6.3GT
自然吸収量年    3.1GT
年間増加量     3.2GT
    (1,5PPMの増加量)
         GTは10億トン

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