英国&米国

2010年4月23日 お仕事
21日はお江戸でさえ25度を越えたのに22日は急激なる気温の変化。
気象庁の言う西日本の一地域を除いては(宮崎)急激に列島は冷えたらしい。
福島の三大桜は雪降るなかの花満開にあるらしく秋田の桜は今だ莟みでさくさらさくにないらしい。
今年の列島の桜前線は正常に機能していないようである。
天のなす事は避けようも出来ないが其処で暮らしの基本たる経済は
国家の舵取り者の政治家の姿勢しだいで大きく変わってこよう。こちらは人災であり国民目線の政府を持てば防げ得る。
政治のあり方は国家の要諦である。
 その国の国民を知るには
 その国の政治を見れば解る
40年前の読書遍歴のときの一説を鮮明に思い出す。
若き頃の経験の蓄積はどこかに残っており生きる。
あの頃の国家の舵取りは二つの陣営の構図があったゆえ
案外たやすかったのかもしれない。
世界の二つの支配国ソ連邦米国が崩壊し混沌としている
国家、民族が生き抜くにあってこれまでの経験則が通用しない。

菅副総理は23日から開催されるG7,G20で宗主国アメリカにアル。
この国の指導者は100ドル新札発行に伴うドル・デフォルト宣言に怯えきっていよう
ブラジルとインドは会議に臨むにあたって中国の通貨「元」引き上げに合意するとしたようである。
経済発展が著しいブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、中国 (China) の頭文字を合わせた4ヶ国の総称の
BRICs=ブリックス、諸国の結束さえ乱れている。

平和ボケのこの国は23日発表の枡添新党で話題持ちきり。
現在改革所属議員で枡添新党に参加しない大江康弘議員は憤懣やり方ない。
「交付金1億2千万円が改革クラブに来て4月17日3000万円が交付されたらこれである。」
「枡添新党はこの助成金狙いッ!」

この情況にあるマスメディア機関
そうではない。
世界の情況こそが大騒ぎで報道されるべきだ。

ドル圏から離脱した欧州諸国のEU諸国
そのなかでも最初の覇権国であったポンド圏の
英国の動きは注意しておかなければならない。
混乱の空路は修復されたようである。

実はこの国で大きな動きが生じている。
5月6日投票で下院定数650議席の総選挙の終盤戦にある。

労働党のブラウン政権VS保守党キャメロン党首
そこに第三極の自民党クレッグ党首が絡んでいる。
従来の二大政党制に地殻変動がおき三つ巴の様相にあるらしい。
ユーガブ調査政党支持率では
労働党26
保守党31
自民党34

現有議席
労働党349
保守党210
自民党 62
その他 29

自民党が人気
43歳党首の巧みな弁舌で人気が一気に出てきたらしい。
9割以上の選挙区に候補者を立てるが地盤は他の二党に比べまったく弱い
政策
イラク戦争に唯一反対した。
英国核戦力トライデント・ミサイルの更新に反対。
公共サービスのための増税
外交面の親・欧州連合EUの立場


ワシントンのオバマはニューヨーク入りして演説のようである。
察しはつく。挑発的証券行政関与演説となろう。

さて宗主国のデフォルト宣言に日本国が一番震え上がっていよう

唯一勝ち残りのハズの金融機関に詐欺罪のオバマ。
解き明かすにタイムリーなる著書が出た。

副島隆彦氏と古村治彦氏の新著、
「バーナード・マドフ事件」

副島隆彦師の「学問道場」は厳しきゆえ多くの卒業生門下生が活躍中である。、
中田安彦氏によって今日のぼやき1122(広報ページ) に著書の事が書かれている。

 バーナード・マドフ事件にご記憶があるハズだ。
ナスダックを創設したバーナードマドフが、主にニューヨークや世界各国にいる、
マドフと同じユダヤ人の金持ちたちを約18年間「ねずみ講」で騙して
リーマンショックによる金融危機後にそれが発覚したということである。 

この詐欺事件に至ったマドフの心情を理解するには、ニューヨーク・ユダヤ人の中に存在する差別の構造を理解
しなければならない。
それは

ポルトガル系のスファラディ・ジュー、
      &
東欧系のアシュケナージ・ジュー
の米国大陸における立場の違い。

(中略)
ニューヨークのユダヤ人には、アメリカに定着した順番に基づく序列が厳然として存在する。
 いわゆるスファラディ・ジューというのは、
ドイツ・プロイセンの宮廷ユダヤ人(コート・ジュー)のもとにもなったと言われるユダヤ人たちで、
もともと中東からスペイン・ポルトガルに流れ、
やがて欧州の主要な王様の「銀行家」となった人たち。
ユダヤ人作家のハンナ・アーレントはこれを一般のユダヤ人と区別しています。

一方、19世紀の後半になって大量にアメリカに流れ込んだ移民のユダヤ人たちもいます。
それがアシュケナージ・ジューです。
この本の中でレボーは、スファラディのことを、「イェッケ」と呼び、
アシュケナージのことを東欧ユダヤ人とか「カイク」とか呼んでいますが、実体は同じことです。

ポルトガル系のスファラディ・ジュー、=イェッケ
      &
東欧系のアシュケナージ・ジュー=カイク

かのロックフェラー(ロッケンフェラー)一族は一応、スファラディ系とWASPの血が混じったということになっています
。(スティーブン・バーミンガムの『グランディーズ』やロン・チャーナウの『タイタン』)

 そういうわけで、ユダヤ人移民の中にも、
ゴールドマン家やリーマン家のような、
「我らが仲間」という20世紀初頭に掛けて一大金融王国を築いた人々は、イエッケの系統、

それ以外の今、ウォール街の金融トレーダーをやっている叩きあげのユダヤ人たちはおそらくは
後に来た世代の「カイク」でしょう。

それは、イエッケであればすでにニューヨークのマンハッタン島の中で居住している場所が決まっていることで分かるのです。
今、かのデイヴィッド・ロックフェラーがNYで
居住の拠点にしているのが、East 65 Street NEW YORK 10021(東65番地)ですから、
本書の地図でいうところのマドフの住所の東64番地と非常に近い。

そして、この辺は東側に立派なセントラルパークがありますから
、それを見渡せるということはそれだけで
「お金持ちの証明」になっているわけです。

 ところが、イエッケの後の世代の移民ユダヤ人となると、
そういう立派なところ(山の手、アップタウン)には住めないわけです。
だから、ダウンタウン(下町)に肩を寄せ合って居住して、
その中から下層移民の連合体であるマフィア組織が出現するのです。
この辺の細かいこと、
イタリアマフィアとユダヤマフィアの関係や主立ったユダヤ人マフィアの名前などもこの本には書いてあります。
 ですから、この本は一冊読んだだけで、10のテーマのことの基礎的な知識を身に付けられる大変に親切な本です。
、今のウォール街の金融機関に対する、オバマ政権の規制の動きも、このユダヤ人というか
ウォール街の支配勢力どうしの序列争いがあるとここで読み解いています。

それは投資銀行の中には、
企業買収などを手がける「投資銀行部門」と、
債券の売買で短期的に利益を稼ぎ出す「トレーダー・セールス部門」
の2種類がおり
トレーダー人種はどちらかといえば、稼ぎ出す金額の割には差別される対象であるからなのです。

 今、アメリカでもっとも話題になっているのは、オバマ政権のもとでSEC(証券取引監視委員会)が
投資銀行のゴールドマン・サックスにたいする提訴をした問題があります。
ウォール街の株価が先週一時急落して、「ゴールドマン・ショック」と呼ばれました。

ゴールドマン・サックスでもご多分に漏れず、この投資銀行の二つの部門間の違いが存在している。、
前の会長兼CEOのヘンリー・ポールソンは、投資銀行部門出身のエリート、
今のトップのロイド・ブランクファインは、ニューヨークの北の方にあるブロンクス出身の下層ユダヤ人で父親が郵便局員の家の出です。

 マドフにせよ、ブランクファインにせよ、下層階層の出身のユダヤ人たちは
、何としてもWASP(白人のプロテスタント信者のエリート)的なリッチな生活をしたいという
熱望と、一方で自分たちが差別されてきた存在である、という過去の暗い記憶を背負っています。
したがって、どん欲に社会の頂点を目指すバイタリティとエネルギーがあるわけです、
同時にたたき上げゆえにいくら成り上がっても、本来のエリート層には近づけない。
このような「複写(ファクシミリ)WASP」という階層を取り込んで、
今のアメリカの支配層は成り立っているのですが、それでもわだかまりは残るのでしょう。

ゴールドマンに対するSECの提訴について言えば、このような背景があることが非常に重要になってきます。

今、FRB元議長のポール・ヴォルカーは自分の秘蔵っ子のティモシー・ガイトナー財務長官を使って、
デリヴァティブ商品の規制をやらせたり、議会に働きかけて、銀行の高いリスクの自己勘定投資を規制させようと動いています。

 この裏側には今の支配層であるヴォルカーやロックフェラーたちがまったく理解できないような
高度な数学を使った複雑怪奇な金融派生商品(デリヴァティヴズ)を世界中にばらまいて、
むしろ世界経済(=自分たちの「ドル覇権」)をかなり不安定に陥れた
、悪ガキのユダヤ人のトレーダーたちに対する「お灸を据える」という意味があるわけです
(後略)(転載ここまで)

このようにNYの金融ユダヤと言っても民族内で様々な問題があることも解る本です。

この国に似足る事が生じた。
ホリエモン事件との比較で身近になること。

そしてなぜこの本とホリエモンを照らし合わせたかと言えば、ライブ・ドア事件は何か深い問題があるのではないかと思っていたからです。

 マドフは金融危機でねずみ講がバレて逮捕。
懲役150年の判決が下された、
ホリエモンは表向きは風説の流布、偽計取引などで逮捕・起訴されたわけです。
 彼はその他に逮捕される前は国会議員立候補やライブ・ドアという会社で成功し企業買収やプロ野球の新球団創設などに手を出していた。 

 更には天皇制にも意見を述べている。
ウィキぺディア にアル。
2005年9月6日には都内の日本外国特派員協会講演で「憲法が天皇は日本の象徴であると言う所から始まるのは
、はっきり言って物凄く違和感を覚える」
「歴代の首相、内閣、議会が変えようとしないのは多分、右翼の人達が怖いから」
「インターネットの普及で世の中の変化のスピードが速くなっているから、リーダーが強力な権力を持つ大統領制に
した方が良い」と言う天皇制の否定とも取れる趣旨の発言が一部で物議を醸し
、選挙特別番組でも亀井静香が「自民党が天皇制を否定するような人物を擁立すべきでない」
と述べ、自民党幹事長代理の安倍晋三等に対し不満を漏らした。
ウィキぺディア にそうアル。

天皇制の否定と言えば右翼が怖いというよりも、官僚組織の否定ということに繋がるのではないだろうか。

検察や裁判官を始めとする各省庁の上層部は「官吏」意識があり、日本を実質支配するのは官吏である官僚(主に東京大学法学部など)という事を否定するのと同じ事だろう。
今でいえば、鳩山政権と小沢一郎幹事長が霞が関改革をやろうとしている事と同じような意味に官僚らは取ったのではないか。 
 東大と言っても「東京大学文学部宗教学・宗教史学専修過程中退」という同じ東大でも法学部卒と中退という、先ほどの中田氏の文中にもあるようにニューヨークの金融ユダヤの中にも「イエッケ」と「カイク」という民族内の階級の違いという点も似ている。

しかし中退をしたホリエモンだが、起業して成功し官僚らがどんなに悪事を働いても手にすることのできない爆大な金と資産を得、更には日本国民に人気をもたらし、国会議員立候補し当選されて、うまくいって総理大臣になられてしまえば天皇制廃止=官僚組織壊滅という恐怖感もあったのかも知れない。

また、検察や裁判官などの間では「中退のくせに粋がってるんじゃね~よ」という嫉妬感もあっただろう。

中退で成功者のお前に国民が支持する事を阻止してやると。 
立派にペーパーテスト合格の道を進んできた俺たち(官僚)が日本を治めていくのだと。

自信と勢いがあったホリエモンは多くの者を敵に回してしまったのがホリエモンではないか。

その上、当時の総理大臣は小泉純一郎であり検察と裏金の手打ちをしたのをいいことに、ホリエモンを潰しにかかったのではないかと今になって思うわけである。

しかし小泉も安倍らもホリエモンやライブドア関連の会社との取り引きでヤバイ事をやっていたという話しもネット上ではよく見る。
それらがバレればいくらホリエモンを潰しても、自分で自分のケツに火を付ける事になりかねないのであり、それで野口氏が沖縄で暗殺されたのではないかとも考えてしまう。
小泉純一郎を取り巻く人々の卑劣さに共通する事にも見られる。
ピンさんこと石井一議員や牧議員を嵌めようとして仕組まれた厚生省を巡る第三種郵便事件に絡む公文書偽造事件の局長を嵌めた黒幕に小泉純一郎秘書飯島勲の関与が裁判所で証言されて明らかになったのも狙い定められた地方大での女局長ゆえの事で狙われていたのであろう。

NHKラジオ深夜便22日23日4:00~
  侍従長の歳月・両陛下にお仕えした10年     前侍従長…渡邉允               
多くのことを教えられた。  
 天皇の平和希求と霞ヶ関官僚制度にまでよく理解できた。ハンセン病患者病棟の事を大事にされる事も含めて。
ただし爺目は佐高信を師と仰ぐゆえ揺らぎない立場にはある。
あの田英夫が叙勲を受けて以来の180度姿勢を改め葬儀さえ列席しないのを矜持する佐高信ゆえ天皇制に対する爺目の立ち位置は擬似勤皇家にしか過ぎない。
育った田舎の18年が影を落としている環境ゆえであろう。

平成天皇4つの日を忘れてはいけないの自説がある。。
この4つの日の上に今の日本がある。
6・23沖縄
8・6 広島
8・9 長崎
8・15敗戦
サイパンにも行かれた平6年のサンフランシスコ外遊のときの6・23の逸話
6・23沖縄の日はシスコでは夕方で予定に会った市長晩餐会を30分遅らせていただき沖縄での慰霊祭に合わせられた鎮魂の時間を作られた。
同じように思想性の国益を根本とする生き方が
この国の真正右翼の野村秋介にみられる
真正右翼の如くの振る舞いなのに国益死守が微塵もない似てもに付かぬ輩が横行している。
ネットウヨや在特会の小沢一郎攻撃や徳島教祖建物乱入事件の如きでありブログにも相手を気遣わぬ、その無尽の振りがアル。同じ民族にあることさえ疑われる。

いずれにせよこの「バーナード・マドフ事件」は金融危機の中身と謎めいたユダヤ人社会を理解するのにも重要な本である。 
ソレはこの国にさえ深く存在している。
 ライブドア事件も真相を暴かなければならない事件ではないだろうか。
誕生日の花おだまき
花言葉は勝利の誓い
おだまきや 木曽路は水の 音の中

この不定記形式になったル事も享受しよう。
ただししばらくの間であることを宣言しておく。
魂は虐げられたままを享受するハズがないのは常であり、ソレが歴史でもある。

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