総選挙の争点

2009年8月9日 お仕事
今年の4月、核大国・米国オバマがチェコのプラハで
「核のない世界を目指す」と宣言した。
米国の歴代大統領の中で、核廃絶を主張したのはオバマが始めてで、実に画期的発言だった。
核使用国としての反省にも言及した。
溜飲を下げた核廃絶を掲げてきたヒロシマ長崎の人々。
核廃絶に賭けてきたヒトビト。
これまで核による抑止力を強く主張してきた自民党タカ派の論理に冷や水をかけた形である。
むろん、オバマ発言は核廃絶を主張してきた国際的な市民運動の側には追い風となるだろう。
もはや実質的に使うことの出来ない核兵器をもてあましているのは、核保有大国の共通の悩みでもあるはずだ。
しかも、その間隙を縫ってインド、パキスタンに次いで、イランや北朝鮮が核保有を画策したとしても、文句はつけて
も止めようが無いのが現実だ。
そうした国が仮に暴走すれば、地球は究極の悲劇である。
時間はかかっても、まずは核大国の米・露が先行的に核を削減し、世界的に共有できる非核三原則を人類共通の理念と
して浸透させていくしかない。
それこそが21世紀を迎えた人類の英知であるということを信じるしかない 
マニフェクトに欠落しているもの。社民党や共産党がマニフェストに掲げてると言っても現実政治ではない。
民主党小沢一郎の政治姿勢に賭けるしかない。
 政治って賭け事なの?
後で触れるが麻生小泉の対話ではそういう部分がある。
政権を預かるモノの密やかなる神に祈る部分なんであろう。

選挙期間中以外の選挙運動は禁じられているが12日告示前に
世間は総選挙に突入しているのに事前運動とのお話は聞かない。
法治国家とはナンなのであろうか。
実に品のない国になったモンである。
解散から40日に選挙との憲法規定のギリギリの30日投票日。
政権党の老獪さはここに意図があったんであろう。
流石に電通戦略が動き出しみるみるうちに選挙争点が偏向されている。
「政権交代」から「マニュフェクト」
 選挙戦がつまらなくなってきた。

国家組織国民生活の惨状を問う選挙であったハズ。
それの最大の元凶は小泉自公政権の5年半ではなかったのか。
宗主国から言われるままに日本を米国に差し出した小泉政治の
痛みを伴う構造改革の功罪を問う選挙ではではなかったのか

まだ構造改革が足らないから不景気なのだと入ってる小泉・竹中一派の政治勢力が温存されているし
国家機構にそれを支持する財界、メディア、国民がこの国にはいまだ存在する。
ブロガーにさえいまだ小泉を神の如く崇める輩がいる。
ナンのことか。
いまだこの爺のブログを日々チェックしておられるがご苦労なるこった。

師たる植草一秀ブログが実質閉鎖されたじろいでいるが、
この国を憂える反骨のヒトはまだ存している。

8月9日の新聞にこれを主張する
好対照の識者意見が掲載されてる

 8月9日の東京新聞「時代を読む」に学習院大学の佐々木毅教授は、
自民党のマニフェストから小泉改革を思わせる言葉が影を潜めている事を批判し、次のように主張している。

 「日本の『改革』は小泉政治や郵政民営化で終わったわけではなく、まだまだ『改革』しなければならない課題が山

積している・・・この総選挙の最大のテーマ(は・・・小泉改革の)先の「改革」が問題なのである」、と。

 小泉改革を擁護する立場から必ずでてくるこの手の主張は、しかし、詭弁である。

 小泉改革は改革ではなかった。
民営化ではなかった。
官僚利権を温存し、対米従属に終始し、日本経済を分断し、弱者へ痛みを押しつける悪政でしかなかった。

 政治が行うべきは、小泉政治を否定して本物の改革を行うべきなのだ。

 この事を主張しているのが8月9日の産経新聞「日の蔭りの中で」、で述べられている
佐伯啓思京都大学教授の論説。

 佐伯氏は、アメリカ発の世界経済危機に日本がここまで翻弄された理由は小泉構造改革にあるとした上で、だからこ

そ小泉改革の方向がよかったかどうかこそ、今回の選挙の最大の争点になるべきではないか、
しかし自民、民主両党のマニフェストは見事にそれが欠落していると喝破している。

 注目すべきはその中の次のくだりである。

・・・朝日新聞に面白い記事がでている。(4年前の)郵政法案の参院採択の1時間前、小泉首相と麻生氏が対面して
いた。
麻生氏は、解散総選挙に持ち込んだ場合、選挙に勝てるか、と首相に問うた。
返ってきた答えは、「勝てる」というものではなく、「それはばくちだよ」というものであった。
麻生氏は、驚いて言った。「それでは選挙に踏み切るのは、民主党と政権を争うというより、内なる抵抗勢力を一掃す
るためのものですか」。
小泉首相は「うん」といった・・・

 もはや明らかであろう。今度の選挙は、与党にとっても野党にとっても、
4年前の小泉郵政改革選挙は国民の為に正しかったのか、
それとも小泉首相の自己顕示の選挙でしかなかったのか
、 それを問う選挙なのである。

 小泉改革の否定からすべてが始まると主張する政治家や有識者がいる。
 そのことに多くの国民が気づき始めた。

 そうであれば、この事を正面から論じてはじめて
   今度の選挙の意味があるのではないのか。

 思い起こせば4年前の総選挙が、
    郵政改革是か非か、  
  の一点で争われ、国民がそれに熱狂した。

 それから4年たった今、郵政改革は国民にとってよかったのか、
小泉改革は正しかったのか、その一点に絞って選挙を行うべきではないのか。

国民判断に大きな影響を与えるテレビは
そこを報じない。酒井法子のみの電波ジャック。
たしかに蔓延しつつの麻薬国家の現状があるが
そこを突いてるわけでないので意味はない。
ましてや背景にある政治がらみは報じてない。

それにしても、なぜ、警視庁はこれほど彼女に配慮するのか? 
警視庁関係者によれば、当局は、酒井“逃亡”からほどなく、彼女の居場所を把握していたという。
そリャァ~そうだろう。
この爺 だって都内潜伏を予測してた。 
タンス免許なのに逃げてる実情。
交通事故でなくなった組長たる実父、組の弟の逮捕理由。。
これらを報道しないことカラの裏社会との関係から察した推論。仕組まれた事件である。

つまり、いつでも出向いて逮捕できる状況にあったというのだ。
「出頭といえば、自ら観念して出向いたようだが、実際のところは、当局側と取引し、
“じゃあ、そこの庁舎に出頭しろ”となり、
彼女はマスコミの前に、惨めな姿を晒すことなく済んだということだ」 
あんなに騒いでいるが芸能プロダクションゆえ報道に限度がある。

芸能プロからの政治献金が明らかになるとヤブから蛇。元の木阿弥。
さらには蔓延しているクスリの元締め。売りさばきの裏組織、「北」との繋がり、暗躍する宗教組織。

せっかくの投票率を下げるためにこの時期に合わせて持ち出したネタがフイになる。

30日までの総ての焦点。
   投票率を下げること。
タダ一転そこにある。

あいかわらずの漢字が読めない総理のキャラもこうも繰り返されるとご愛敬である。
傷跡を「しょうせき」 首相、平和祈念式典で読み間違え (朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0809/TKY200908090124.html
、「一命をとりとめた方も、癒やすことのできない傷跡を残すこととなられました」と述べる際、
「傷跡」を「きずあと」ではなく、「しょうせき」と読んだ。
ただご愛敬ですまないことを言うタカ派隠しの本領がでたた

核の先制不使用宣言「現実的でない」麻生総理、長崎で会見
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=200908090005(3時事通信)

核の先制不使用宣言「現実的でない」=麻生首相、長崎で会見
 9日昼、長崎原爆忌の式典出席のため訪れた長崎市で記者会見し、
核兵器保有国が先制不使用を宣言する構想について
 「『わたしは先制攻撃しません』と言っても検証する方法  はない。
   先制不使用の考え方は、日本の安全を確保するには、   現実的にはいかがなものか」

と述べ、否定的な見解を示した。
「米国に核の先制不使用を求める考えはあるか」との質問に答えた。 
 また、自民党内に、敵基地攻撃能力の保有の検討を求める声があることに関しては、
「日米間の役割分担に関する話は、検討すべきものと考えている」と述べた

選挙争点隠しで、投票率を下げる作戦もトップ自らが失点している。
自らの生存を賭けてる宗教組織は怒っていよう。
ここまで争点隠しを必死でやってるのをフイにしている。
酒井法子問題=ヤク蔓延化の世相はどこまで暴かれるか。
おおもの常習者にまでマダいっていない。
組織的な宗教と暴力団が支配する国は困ったモノだ。
投票日30日までにズ~~ット使われる芋づる式のネタとなろう。
「政権交代」
それが否かどうか、それが総選挙の争点である。
一時期の熱狂が冷めつつある。
民主危うし。!

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