今日の誕生日の花は・・・イカリソウ
     花言葉は・・・あなたを離せない。

入学の吾子 人前に 押し出す

ミイラ取りがミイラになる常態とは今日の爺のどうにもさきほどまでの陰鬱なる状況を言うのか。
見慣れた日向の抜けるようなる青空の環境が救くってくれる。
枯れ草に似たる太陽の臭いの布団に包まれてのするため早速布団を干し僅かな時間の快眠の睡眠に備える
コレは日課。
体内時計はすこぶる精巧に発信しだし、かってのCMメロディーが抜けぬ♪・S・E・i・K・O・♪製ヨリ精度は高い。。

一つは愛読しているどんた太さんの熱意ある読後感,書籍紹介の感想に触発されての
ジェイコブセン著のハチはなぜ大量死したかP339を一挙に目を通した。
地球の状況を考察するとかつての春日三球・照代の漫才ネタ
「地下鉄がどこからはいるか考えると眠れず・・」
頭が痛い状況になる。。

オマケにテレビの画面は芸能ニュースに中村雅俊・五十嵐じゅん子の子息の大麻問題の映像を映す。、
中村雅俊の歌は素人ポク、カラオケの持ち歌に丁度いい。
ゆえとりわけ肩入れでニュースを食い入り感じ男親は実に切ないと感情移入。
頭の硬き単細胞の爺の能ミソは活動が混乱をし休止、自立を失う。
併せてNHKの力作のドキュメント。
テレビの映像には10数人の高齢者。
軍歌を見事に歌いきる。
見事なる日本語でのどこからどう見ても皇軍だが冠名詞のつく元21万の皇軍である。
日本軍に編入された台湾人のみの旧日本兵の集団であった旧兵隊の高齢者のひとびとであった。

NHKスペシャル シリーズ「JAPANデビュー」として放映される。昨日に続き4月5日(日)総合午後9時~10時13分。
この日は第1回「アジアの“一等国”」。

1895年、日清戦争に勝利した日本は、台湾を割譲、初の植民地統治を始める。
半世紀に及ぶ台湾統治はどう変遷していったのか。
近代日本とアジアの関わりの原点を探る視点は曇ってない。
 コレまで日本の犯した残虐なる近隣諸国への侵略状況は
満州国や朝鮮国でしか視点がなかったことの反省しきりである。
それにしても遅きに失した感である。関係者がよくぞ生存してた者だ。
現地後藤新平総督の内地化政策は中国より逃げ出したる国民党蒋介石争闘の手で二重の悲劇を台湾人にもたらしていたことが映像化されショックで見入った。
知らなかった台湾人の手での議会設置なぞの運動をリアルに描かれては不勉強を恥じ入る。

品格なき爺の言葉は乱暴であり政治の関わる格言は目くそ鼻くそ笑う例えで峻別する。
善くも悪くもこの国の政治は田中角栄を知らずして語れない。
その申し子が政権取りを前に神の試練たるか、たじろがされてる渦中の民主党首・小沢一郎で語ろうとはしてない。

このくには日中国交回復で政治が大きく変わった。
田中角栄はGHQに捕らわれた府中のA級戦犯仲間の岸信介を始め、それに会うためわざわざ入獄する児玉誉志夫、その後の東声会を設立銀座の闇の支配者町村らのアメリカ占領下の人脈の政治を断った功績は大きい。

米従属の日本政治が初めて自立しての判断を下した政治家である。

吉田茂も岸信介もはっきりCIAのエージェイントであったことは知られている。
 ニューヨーク・タイムズ紙のティム・ワイナー記者のピュリッツアー賞受賞作、「灰の遺産 CIAの歴史」に詳しい。

ゆえに 今回のミサイル報道に奇妙に会わせた南の現地では大混乱の報道無き石垣島のアメリカ軍上陸がある。

この事件をマスコミに報道されないようにするために、意図的に用意された事件。
CIAなどを軸にして北朝鮮・アメリカ・日本の暗部は通々。
大きな事件をかくすために、さらに大きな事件を作る事件の工作。
さすがにアメリカ諜報機関国家の中心実行部隊のCIA諜報・謀略国家。

チリで特筆される中南米で行われてきたことを考えると、ナンでもない日常的なること。
1950年代、安倍晋三の敬愛してやまない祖父・岸信介はCIAに情報を売る見返りに資金提供を受けさらにA級戦犯なのにCIAのおかげで総理に上り詰めた。
麻生太郎が吉田茂の孫の立場で重宝されるのは盟友安倍との個人関係だけではない。
住友、吉田茂邸宅の連続なぞの不信火喪失もなんかメッセージ性を感じる。

国家の陰謀の裏を知った者は世界観が研ぎ澄まされる。
バブルの栄華の寵児もソウである。

北朝鮮ミサイル発射誤報 にあのホリエモンがスポーツ報知に
メディアの対応批判「カラ騒ぎ」に断を下していることでも解る。
 元ライブドア社長の堀江貴文(36)の4日、自身のブログに
北朝鮮のミサイル発射に対するメディアの対応を批判した。

 「まさに杞憂の語源そのもの。このカラ騒ぎ」とばっさり。
「政府の誤報をそのまま報道してしまうこの姿勢」などと記した。
卓見である。
時の幹事長から身内の弟と持ち上げられるが虎の尾を踏んだため失脚させられた。
随分と政治的にも大人の考えが出来ようになっている。
杞憂 き-ゆう[列子天瑞]
(中国の杞の国の人が、天地が崩れ落ちるのを憂えたという故事に基ずく)
将来のことについてあれこれと無用の心配をすること。
杞人の憂い。取り越し苦労。「-であれば幸いだ」――『広辞苑』

田中角栄の政治のトップの座への登場。
その政治的功績の戦後処理の日中国交回復。
交渉相手は歴史の登場人物連。毛沢東・周恩来。

弾圧ゆえの勢力から革命ゴッコ的でしかなかった、共産党の巣鴨の徳田球一外国部隊の中国北京の伊藤律。

それまでの日本の政治家は台湾派と中国派で大雑把に区別けられる。

中国派は反主流の小さき存在で大旨台湾派が政治家の本文で中国派角栄がなしえた者。
敗戦後も
植民地台湾を心情的にも人脈的にもあくまでも大東亜共栄圏の中にあったからである。

5日(日)総合午後9時~10時13分ではいまでも台湾高齢者に寸分の間違い無き日本語が体の隅々ま
で浸透していた侵略政策の凄さが見て取れる。
台湾の漢民族は14民族でなされていた。
儒学者で天下一の幕府の派遣した欧州留学者・中村正道の帰国後の台湾での地道な現地踏査の学問的成果である。
台湾人のエリートのみ役3パーセントが日本人として教育を受けた。
創始改名は朝鮮総督府であったが台湾では皇民化として名さえ変させられた。
それにしても何故にこの視点からの報道が封印されてきたのか。
世論に影響されるゆえ爺も怠ってきた反省がある。

<過去にえん罪にはめられた代表的な人物 田中角栄>

この田中角栄の政治によって日本は急劇的に世界最強の経済大国になった。
これを脅威に感じた米の支配者のグループたるロックフェラーがオイルショックを引き起こし
ロッキード事件を引き起こした。

このロッキード事件で田中角栄は失脚した。

もし田中角栄が米国の陰謀に屈せずに今も健在だったら、景気は右肩上がりこんな大不況になどなっていない。

いわば、日本の将来を殺したのは、当時の無責任な
マスコミと世論に迎合した検察とそれを支持した日本人そのもの。
木村喜助著「田中角栄消された真実」に詳しい。

ロッキード事件で田中元総理と榎本敏夫元秘書官の弁護人として、
最初から最後まで関与した著者が、
弁護人からみたロッキード事件というものを振り返り、
田中元総理の人柄の一端を述べた。

マスコミが喧伝したような明々白々とした事件ではなく、
一、二審で有罪判決は出たものの田中は無罪であり、
百歩譲っても限りなく不透明な事件で有罪にはできない事件
であることを明らかにしている

田中角栄は世上言われているような、金権政治家ではない。
ロッキード事件で第1審から最高裁まで田中角栄
榎本敏夫両被告人の弁護を担当した男性が語る真実である。
(アマゾンでの書評)
この本を読む前は、弁護人の苦しい弁明が書き連なっていると思っていた。
しかし、読むにつれ 「田中角栄の真実」いや「ロッキード裁判の真実」が見えてくるのだ。
立花隆氏の分厚いロッキード本との違いは、この本には、
憶測がほとんど書かれていないということであろう。
一人の天才政治家が国家権力に蹂りんされていく様子は、異様というほかない。
中世の魔女裁判は、初めに有罪ありきであった。
このような裁判が、現代、しかも元総理に行われた事実に愕然とする。
「なぜ見も知らぬコーチャンという男の証言のために被告席に座らされ、
何一つ抗弁を許されないまま、有罪判決を受けなければならないのか」
という悲痛な言葉がこの裁判の本質を表している。
虚像のみが報じられ、事実を歪めるマスコミ。
何らかの力が働くとでっち上げに近いことをして罪をきせる日本の司法。
もう一度、ロッキード裁判を徹底検証することにより日本の病巣が見えてくるような気がする。

さて総選挙が麻生の補正予算上程から口が滑ったゆえ現実kしている。
もちろん仕組まれてきた無理強いの強制捜査の今だ小沢一郎事件である。
どうみても検察の「国策捜査」だ。
国策捜査とは、与党の介入を受けて
基準を大幅に引き上げることを指す。
政治的なライバルを失脚させることによく使われる。

たとえば、別に問題のない政治献金であっても
「違法な政治献金」として無理やりに解釈しなおすのである。
政治献金の真実は数字で示されており自民党でしか話は出来ない金額である。

2007年の日本経団連会員企業からの政治献金額は以下の通り。
総額    29億9000万円
うち自民党 29億1000万円
その他政党    8000万円
 日本経団連会員企業からの企業献金の大半は自民党に対するものである。
よく朝のテレビでミノモンタの発言する国民一人200数十円の税金の名の政党助成金
2007年の政党交付金は以下の通り。
自民党 166億円
民主党 111億円
公明党  28億円
共産党    ゼロ
社民党  10億円
国民新党  3億円
新党日本  2億円
小沢の言う企業献金の廃止と官僚政治の打破は現政権は恐怖の的だ。

<植草事件にみられる政治的失脚を企図した痴漢でっちあげ逮捕劇>
植草一秀元早稲田教授を以前、財務大臣にしようという流れが自民党であった。
ライバルの竹中慶大教授がその人に変わり治まったのは周知の事実。、
その直後に小泉政権の亡国の人物が神奈川県警を使って植草教授を痴漢にしたてあげて逮捕。
無理やりに「失脚させた」事件のことがあった。

そのあとも「りそな銀行インサイダー取引を追及される」
と2度目の逮捕、
検察をフルに利用して150日以上の勾留、裁判でも有罪としていった。
この植草事件についても
奇妙な「痴漢をしていたところ見ましたよ」という
でっちあげではないかと思われる、矛盾にみちた証言を行う人物が出廷。

この矛盾にみちた証言をする人物がタケノウチという、

稲川会横須賀一家出身で小泉の選挙本部長を長年やっていた
人物もタケノウチ。同じ苗字である。

その発言の矛盾を追及した副裁判官は、突然、次の裁判時には人事異動で交代。

それが権力である。

権力の実際の組み立ては内閣トップの副長官にあると言っても過言では無かろう。

政治方鴻池祥肇官房副長官、事務方漆間巌

仰天の鴻池言行録がゲンダイにある。
「脳みそにカビ」「酸欠のフグ」と言いたい放題
 懲りない男だ。
「政府筋」こと鴻池祥肇官房副長官(68)が、またまた放言。
北朝鮮がミサイルの発射を準備していることに関し、オフレコ記者懇で、ミサイルをゴルフボールに例えて「見えたら『ファー』って言うのにな」と語った。
 つい数日前にも、ミサイル迎撃について、
「鉄砲で撃ってきたのを鉄砲で撃っても当たるわけがない」と発言。これには、さすがに与党内からも「極めて不見識」と非難の声が上がった
馬の耳にナントカやらまったく意に介していないらしい。
北朝鮮が通告した発射期間が刻一刻と迫り、緊張が高まる中で、ノーテンキな発言を繰り返した。

 日本青年会議所(JC)会頭を経て、86年の衆院選で初当選。
鴻池の2代前に会頭を務めた麻生総理とは、JC時代からの盟友だ。
95年から参院に転じ、07年には、ねじれ国会で参議院予算委員長を務めた。
小泉政権下の構造改革特区担当大臣時代には、日本医師会とケンカし
、講演で「医師会の先生方は脳みそにカビが生えている」と発言したこともある。「医者は非常識」発言の麻生とは、感覚が似た者同士なのだ。

 03年の長崎・男児誘拐殺人事件の時は
「(犯人の少年の)親を市中引き回しの上、打ち首にすればいい」と発言。
当時の鴻池が青少年育成推進本部副本部長だったこともあり、AP通信が世界に打電する騒ぎになった。
また、犬猿の仲である武部勤元幹事長に対し、「酸欠のフグみたいな顔」とテレビで発言して物議を醸した。

 失言・暴言のデパートみたいな男なのだが、極めつきが今年1月、「週刊新潮」に報じられたダブル不倫スキャンダルだ
。あろうことか、議員宿舎に人妻を連れ込んでいたのだ。
しかも、この人妻が鴻池の携帯電話を勝手にいじっていたことまでバレて、機密漏洩疑惑まで発覚した。

「鴻池本人は、“我に七難八苦を与えたまえ”のセリフで有名な山陰の戦国武将、山中鹿之助の子孫を自称しています。また、関西の大博徒として知られ、鴻池組の創始者でもある鴻池忠治郎の弟の孫にもあたる。脇の甘さは否めませんが、侠気の人なのです」(ベテラン記者)

漆間巌は「日本版CIA」の初代長官? とブログにある。
さらに続けると立花隆の国策捜査論の盲点とある。

産経新聞のサイトにある「話の肖像画」の漆間巌特集は、2007年11月に5回にわたって連載されている大型企画である。
そこでは、警察庁長官を退官して(財)交通事故総合分析センターの理事長に天下る前の漆間巌が、余裕綽々で「特務機関」エリートたる自己の半生を回顧して語っている。

この後、2008年9月に麻生内閣の官房副長官に任命され、現役に復帰して官僚組織の頂点に立つことになるが、もし官房副長官への抜擢がなかったら、おそらく漆間巌は「産経文化人」の新人として右翼系論壇にデビューしていたのではないか。

漆間巌を見ながら、その先輩格として思い浮かぶ人格は佐々淳行で、二人は同じ類型であり、79歳の佐々淳行の「産経論壇」における後継者の役割が漆間巌に期待されていたものと推察される。
右翼系の論者ではあるが、佐々淳行は法律に詳しく、論理明快で、刑事法の規定と適用が頭に入っていて、公安事件の捜査の解説は説得力があった。
漆間巌が佐々淳行の後釜を務める知能を持っているかは不明だが、「諸君」や「正論」に寄稿する右翼論客の常連として戦前型警察国家の謀略官僚人脈 - 漆間巌、大林宏、田母神俊雄。

麻生総理は漆間巌を更迭せず、問題の発言については
「記憶にない」の一点張りで逃げ切らせようとしている。
騒動が大きくなった時点の報道では、引責辞任必至の見方が示され、河村建夫や与党幹部の発言も辞任での決着を示唆していたが、蓋を開ければ、意外にもシラを切って開き直る強行策で突破してきた。
いつもながら国民無視の政権と政府の姿勢に唖然とする。
この不敵な開き直りの方針を決めたのは麻生総理だろう。

身内でなく他人である二階俊博の首は簡単に差し出せるが、自分が抜擢した腹心の漆間巌は自分自身の分身であり、世論がどう反発しようが世論の言うとおりには従わないのだ。
「発言は一般論で、実際に捜査に影響を及ぼしていない」とするもので、発言そのものを否定してはいなかった。

「自民党議員には捜査は及ばない」と記者団を前にして述べた発言の事実は認めていたのである。
おそらくこの釈明は、更迭も念頭に置いて名前を公表した河村建夫の収拾の線だろう。

それが週末を挟んで覆され、記憶にない」の強行突破に一転
麻生総理の性格による強引な方針転換としか考えられない。
「テープレコーダーの録音の証拠を出せ」と開き直っているのである。

「一般論だった」という言い訳は、これが普通の自民党の政治家のケースなら聞き流せるが、官僚機構の頂点に立つ官房副長官の場合は問題なしには済まされない。
政府の全ての情報が入る政府責任者が「自民党議員には捜査は波及しない」と言明したのだから、当然、それは政府組織内部の判断と動向の示唆になる。

オフレコであれ、20人の記者団と3人の秘書官を前にして総理官邸で政府実務トップの官房副長官が発言したことであり、何も根拠のない憶測や妄言が口から出たということはないだろう。

憶測や妄言であったとすれば、立場からしてあまりに無責任で不心得な発言であり、即解任されるのが当然の処分となる。
「一般論」の釈明では辞任の結論だったから、それを麻生首相がひっくり返して、「記憶にない」の線で発言の物理的抹殺に出たのである。
いずれにしても、漆間巌が検察の捜査方針の情報を知っていたのは間違いなく、それを堂々と記者団に開陳して得意になっていた事実は疑いようがない。

この漆間巌について、人物の詳細情報がネットに出て物議が醸されている。

国民が注視する中で飄々とシラを切る不敵な面構えを見て、これは並の官僚ではないなと誰もが推測するけれど、やはり経歴が不気味であり、それを見ると、いわゆる霞ヶ関の官僚の一般的な範疇の人物ではなく、諜報と謀略の工作畑を一貫して歩いてきた恐るべき諜報官僚の実像が鮮明に浮かび上がる。

亀井静香のような単なる警察官僚ではない。
もっと自衛隊に近く、警察官と言うよりもグロテスクな軍務官の実体である。

経歴はこうなっている。
1969年警察庁に入庁、
1980年在ソ連日本大使館の一等書記官、
1987年防衛庁陸幕調査部調査第2課調査別室長、
1989年奈良県警本部長、
2001年警察庁警備局長、
2004年警察庁長官。

産経新聞に警察庁長官を退官した後の2007年に寄せた記事があり、これは言わば日経の「私の履歴書」の右翼方面版のような回顧録のコラムだが、そこに警察庁に入庁した漆間巌がモスクワの日本大使館に赴任した当時の経緯が書かれている。

漆間巌は警察庁が初めて送り込んだソ連駐在官であり、この男は大学でロシア語を学んでいた。
漆間巌が何の目的で警察庁からソ連の日本大使館に派遣されたのか、後の経歴を見るだけでそれを想像するのに難くない。
スパイだったのだ。
諜報工作のためにソ連に潜入した工作員だったのだ。
ここ数日の新聞報道には、漆間巌の警察官僚としての経歴が賑々しく紹介されているが、防衛庁陸幕調査部第2課に所属していた過去について触れている記事はない。
昔で言えば、陸軍参謀本部謀略課である。
要するに漆間巌は、(憲法9条下の戦後日本では消滅したはずの)「特務機関」の生粋のエリートであり、その組織の最高幹部に登りつめた人間だった言うことができる。
警察庁警備局長のときの2001年12月、漆間巌は東シナ海不審船事件の処理で
安倍晋三(当時の政務の官房副長官)に気に入られ、安倍晋三の政治力で警察庁長官に出世したと言われている。
これは事実だろう。
実は、この漆間巌と非常によく似た経歴の人間が検察の最高幹部の中にいる。
東京高検検事長の大林宏である。

先週の3/6だったが、民放のテレビニュースの中で、小沢一郎本人の事情聴取を検察が検討しているという情報が流れ、その検討メンバーの報道が、地検特捜部長と高検検事長と検事総長の3人を挙げていた。

東京高検検事長は確かに検察のNo.2だが、わざわざ報道でそこまで言う必要があるかなと不審に感じたのだ。
調べてみて愕然とした。

今度の西松事件の捜査と小沢秘書逮捕の一件は、官邸の漆間巌と検察の大林宏の二人の連携作業なのではないか。
その疑念を現在は濃くしている。

果たして、大林宏の経歴は次のようになっている。
1970年司法修習生、法務省刑事局、
在中華人民共和国日本大使館一等書記官、
1994年法務総合研究所教官、
1996年札幌地検次席検事、
1996年東京高検検事、
1997年法務大臣官房審議官、
1999年最高検検事、
2002年法務省大臣官房長、
2004年法務省刑事局長、
2006年法務事務次官、
2008年東京検検事長。

検察の組織の序列では、1.検事総長、2.東京高検検事長、3.大阪高検検事長、4.最高検次長、5.法務省事務次官となっていて、法務省の事務次官などより東京高検の検事長がずっと上であり、通常、東京高検検事長が検事総長に就任する。

漆間巌は国家公務員上級職から警察官僚、
大林宏は司法試験に合格して検察官僚
と出身に若干の違いはあるが、二人の歩んだ人生と職業のコースはよく似ている。

大林宏の最初の職歴である「在中華人民共和国日本大使館一等書記官」、これは一体何だったのか。
その真相を探る前に、まずわれわれが大林宏の名前を聞いて思い出すのは、3年前のあの共謀罪騒動の一件である。
2006年の春、共謀罪を新設する組織犯罪処罰法の改正案が国会で審議された経緯は誰でもよく覚えている。

その国会審議で、政府答弁の責任者として立ち、野党議員を相手に共謀罪導入の正当性を主張したのが法務省刑事局長の大林宏だった。
ネットの検索エンジンから出てきた一個の情報の切れ端で、そこには驚愕する内容が記されている。

この大林宏は、在中国一等書記官だった若き日に、何とあの北京から帰国した共産党の暗部を知りぬいてる伊藤律を尋問していたのだ。

そこには伊藤律の回想録が引用されて以下の証言がある。
「大林は威圧的で時には旧特高式の睨みをきかせ、時には日本料理を食べないかとか、日本のえらい医師に私の病気をみさせようとか硬軟両方の手を使う。少しでも多く喋らせようとの魂胆がありありだ。

帰国後に判明したのだが、大林は法務省刑事局の幹部検察官で、当時『外務省出仕』となっていたのである。
つまり本物の公安検察官だったのだ」。

大林宏は、法務省刑事局から何かの怪しげな目的で中国の日本大使館に赴任し、帰国した伊藤律の取調を担当していた。
大林宏が単なる法務官僚ではない真相がよく分かる。

この男は、漆間巌と同じく現憲法下の戦後日本では消滅させられたはずの「内務省」の「特高」であり、イデオロギー関係の任務すなわち思想警察の国策実務を担当する人生を歩んできた人間だ。
日本の「思想警察」の長なのである。

この大林宏は1947年生まれの61歳。
漆間巌は1945年生まれの63歳。
年齢がとても近い。
年齢が近く、二人に共通するのは全共闘闘争の時代に学生生活を送っていることである。
団塊の世代だ。
ほぼ同じ世代で同じ学生時代の経験を持っている政治家に、144年生まれの町村信孝や43年生まれの中山成彬がいる。
どちらも強烈な反共イデオロギーの闘士である点は同じで、生い立ちや学生時代の経験が政治思想に色濃く影響を及ぼしていることが推察される。
漆間巌と大林宏の大学時代はどのようなものだっただろう。
この団塊の世代で、反日本国憲法のイデオロギー的国策実務に従事して権力の階梯を登りつめた人間がもう一人いる。
1948年生まれで61歳の田母神俊雄である。
この男も安倍晋三に引き立てられ、航空自衛隊の幕僚長という最高権力者の立場だった。
漆間巌、大林宏、田母神俊雄。
警察と検察と軍の頂点の人間たち。
こうして見ると、現在の日本がどういう国であるかがよく分かる。
この現在の日本国と日本国憲法がどのような関係であるかがよく分かる。
今の日本は、外形は違うが中身は戦前の大日本帝国と同じになっていて、過激な右翼のイデオロギーを内面化した人格が権力機構の頂点に立ち、彼らの理想と目標に従って統治が行われている国家である。
そう言わざるを得ず、その恐怖の事実に震え上がらざるを得ない。
こうしてネットで自由に言論できているのが不思議に感じられるほどだ。

宮崎中山成彬派の嫌うブログのようです。
それでも今は存在しており
九州地区ネットランキングに参加してます。
応援よろしくお願いします
 ↓ ↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php?62076
         ↑ ↑ ↑

コメント

どん太
2009年4月6日21:38

>ハチはなぜ大量死したか
ごらんになったんですね、うれしいです。

快調のせきやん節、気持ちいいです♪

お日様だいすき
2009年4月6日23:13

官僚の官僚による官僚の為の国家を守るためには民主党では困るということだったんでしょう。彼らが怖れたのは、官僚専権が壊されること。でも、もう持たないでしょう、いまのシステムでは・・・。産業資本が支えた巨大なパターナリズム国家は資源の制約とお金のシステムの暴走で持たないんですよ。だから、最後のあがき。でも、そんな利権に引きずりまわされる国民こそいい面の皮です。ご自愛を・・・。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索