飛べ!ヤタガラス
世渡り上手は個人的なものでなく法人の組織にでも、あるようだ。
週刊文春のP26から始まる事実上のトップ記事。
これのために爺は350円を投じた。

朝日新聞記者が憂国の情から皇室のあり方の雅子妃の公私の問題を心配している。
「運動会観戦に朝日名物記者が噛みついた」
「とんでもないことだ」
過激でセンセーショナルだが、あくまで朝日のやったことの筋立て。
岩井記者と名前をあげつらうがこの記事自体は無署名記事。
人のふんどしで相撲を取っている週刊文春の文芸春秋社。

菊の紋章に関わると日本青年社、大行社とどうなるやら解らぬ状況がある。
朝日新聞社はたまったもんじゃぁ~ない。
週刊朝日には皇室記事は全くない。

朝日の月刊雑誌「論座」は10月号で休刊した。
60年代から70年代の学生に支持され隆盛を極めた朝日ジャーナル。
「右手にジャーナル、左手にパンチ&マガジン」
そのジャーナルの部分を引き継いでいたのに完全に息の根を止められた。

週刊誌・朝日ジャーナルの創刊号は1959年3月15日号。
筑紫哲也編集長など奮闘して日本の良心を示した。
下村満子の代で1992年5月29日号をもって最終号。

最終号で立花隆が下村を痛烈に批判する原稿を執筆したが掲載は見送られた。
この原稿は立花の単行本に収録されている

ご愛読させてもらってるブログで隣県大分の凄さを知った。
わがマスコミの寵児・東国原に無き本当の田舎県のはい上がり策。

週刊朝日で教えていただいた。
プロ野球の楽天が最終戦まで優勝を争いをしてるようなもの。

九州の小さな貧乏チームが快進撃している。

Jリーグ1部・大分トリニータである。

サッカーの国内三冠の一つがナビスコ杯。
11月1日国立のナビスコ杯をかけて貧乏チームが初めてのぞむ。
さらにあの弱い貧乏田舎チームが変身、
奇跡的17連勝とリーグ優勝を狙う位置にある。

不思議でならないことだ。
何故なんだ?

さらに言いたいのは隣県の宮崎には影も姿もない。
お恥ずかしい、羨ましき状態。

すごい人がいる。

94年にチームが発足以来
トリニータ全試合「584」。

そのうち「582試合」
に足を運んでいる人がいる。

うどんさん?違いますって!
あの方いろいろ仕事などでお忙しいのですヨッ。
かたずけの神も神無月でいないし・・・。
2007年にはカターレもがんばり出したり苦しいのですって。

「でも2つ足りないジャン!」
「馬鹿言うな!それは父と母の葬儀の時だけ。」
誰?ウ~ン後で出てきます。

首位で望んだ9・27横浜Fマリノス戦で0-1.
17連勝中のトリニータがアウェィで一敗地にまみれた
午後二時にキックオフに用意された弁当に手をつけずゲン担ぎ。

「負けるとへこみますねぇ~。しばらくわすれていました。」
「この痛み昔はいつもだったんですけど」
選手一人一人と握手。遅き昼食。

トリニータの昨年の予算は22億円。
トップの浦和の四分の一ほど。

リーグ一の5億の借金を抱えている。
優勝すれば賞金1億円がいる。

10月3日現在この急激なる快進撃。

 年  所属  試合数 勝ち点 勝利 敗戦 引き分け 順位
94年大分県一部10  30  10  0  0   1
95年  JFL  18  47  16  2  ー   1 
96       30 39  13 17  0   10 
97       30 29  11 19  ー  12
98年       30 45  16 14  ー   6
99年  J2  36  63  21 12  3   3  
00年  J2  40  81  26 11  3   3  
01年  J2  44  78  25 15  4   6  
02年  〃   44  94  28  6  10  1  
03年  J1  30  26   5  14  11 14
04年  J1  30  30   8  16  6  13
05年  J1  34  43  12 15  7  11
06年  J1  34  47  13 13  8   8  
07年  J1  34  41  12 17  5  14
08年  J1  27  48  14  7  6   3 

90年イタリア・ジェノバ。
「地方が元気になるのはこれだ!」

W杯大分開催を知事に迫り了解得る。
スタジアム建設費250億円。

母体も実業団もスポンサーもない。
これ以上ない文字からの「0」からの出発。
「ワールドカップちゃぁ~なんね?」
「あたらしいカッ麺の名前か?」

94年のチーム編成の記者会見。
「10年以内にJ1にあがりスタジアムを3万人で埋める。」
 
野球場を削りグラウンド作り。
遠征も自分でハンドルを握る。
初戦の観衆3名。

景気後退で厳しき世相。
資金難で自分の預金を取り崩す。

グラウンドではサポーターから石を投げられた。
続ける意味があるのか。
辞任を決意し天井を見る。
「スアタジアムを3万人で埋め尽くす」

このひとは自治省の高級官僚コースから大分県に出向中。
別居してた妻と別れ父が脳梗塞で倒れる。
ウ~~ン!
99年から3年続けJ1昇格を逃がす。

「これだけぐらいでくじけてたら地方分権の旗手になれない。」

官僚職を辞め大分県に骨を埋めるのか。
「そんなバカことはやめろ!」

自治省の先輩御園慎一郎
「そんなに信じてついてくれる人がいるおまえが羨ましい。」

04年春古くからのサポーターが白血病で逝った。
そのよく前言った
「あなたが社長にならないと日本一のチームにはなれない」
嗚呼!爺はここで中断!こんなのに弱い。!

3ヶ月後自治省を退職。社長になる。
トリニータ運営は「大分フッボールクラブ」
その社長・溝畑宏(48)お国は京都の人である
昨年6月の0-3敗北後千人を超えるサポーター
「社長出てこい」

財政事情も相変わらず。
来年のユニホームの背中に企業名が決まらない。。
メインスポンサーのマルハンは京都にある。
本当は断るつもりであった。といいつつ継続。
年間シートを6年契約。3億円を越える。

首都圏だけで700社
「田舎チームの志を売り歩いてお願いしてます。」

大分の50km半径は70万人
浦和は・・・・1600万人。

おなじ3万人集めるでも異なる。
3日に一度は地元と交流。

選手教育方針も
「二人でポジションを競うのでなく一人を信じて任せる。」
人件費も12億と浦和の半分にもならない。

選手獲得の優先は「素直なこと」

「言われたことに素直な選手は伸びる。家族みたいな一体感がないと勝ち進めない。」
宮崎水泳の銅メダリスト松田や2連続金の北島康介のコーチの評価と重なる。

ジャムスカ(43)のブラジル魂もいい。
日本代表の「デカモリシ」FWの森島康仁(21)DF森重真人(21)

「何もないけどおまえたちが夢を作るのだ」

プロなのにスタジアムで年一回会社経費でOB会を開く
読書家の社長・
「ドバイには何故金持ちが集まるか」
「ドバイも何もない街であった。でもゼロからここまできたのです。」

トリニータと世界の金融街を視野に重ねているこれまでの人生、この人の地方分権の旗手は正真正銘の唯一の本物。

サッカーの場合どうやって優勝が決まるのかも知らぬ爺も、サポーターなる不可思議なる熱狂的存在、とりわけ熱心なるトリニーター・サポーターの意義も理解できるようになった。

11月1日に国立には涙の雨が降ることであろう。
この世は神の国、奇跡は起きる。
  ・・・・
おきないと大分トリニータは困るんである。

神よ何も望まぬが一つだけかなえてくれ!
この熱狂的人たちに・・・あのカラスを飛ばしてくれ。!

チャンピオン・フラッグのボールを押さえている三本足の烏は、中国の古典にある三足烏と呼ばれるもので、日の神=太陽をシンボル化したもの。

「ヤタガラス」は初代天皇神武が日向の地を立つときに
天皇の道案内をしたという伝説を持ち、道をも指し示す。
このひとたちに栄光あれ!

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コメント

うどん
2008年10月15日8:20

中央(関東)至上主義のマスコミの姿勢、旧日本リーグのおエライさんの意志のみがやたら通るという世界に、悔しい思いをさせられることしばしばです。35万人の署名にも電話での返事だけという軽い扱いされています。

なんか、いつも少数派側にいる私。東京にオリンピックをよびたいなら私財をなげうってよべー!と叫んでも、なぜか当選なさってしまいます。

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