全快!ジャパン・マネー
2008年9月23日 お仕事 コメント (2)暑さ寒さも彼岸までとか言う。
その最後の日であったのか。
実に暑き一日であった。
先祖様、亡き人々の悔悟のお彼岸。
川端康成も驚嘆した真っ赤な尾根をシルエットで照らす日向の夕方、
しばしの時間、西方に手を合わせた。
秋来ぬと 眼にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる。
詠れしごとく自己の奥底に伏する、うつろいに
爺の齢にしていまだ無宗教の大和人の心霊にも一種の霊的気分が宿る。
昼のこの暑さも夜、それも餓鬼の寝静まった大人達のみの深夜の秋風に寂蓼を感ずる如く無情なるを、実感する。
室内に26度設定でエアコンをを入れた。
そうあることではない。
揖保の糸の冷やしソーメンを食し、夜は鍋物。
おかしなモノである。
BGMは枯葉。
シャンソンでのモンタンやピアスよりジャズ。
名曲はリズムを選ばない。
オスカー・ピーターソンやベリー・グッドマンの演奏がこの時期は丁度いい。
サラ・ヴォーンで聴ければ最高。
枯葉のシャソンではもともと1946年の映画「夜の門」でイブ・モンタンが世界中に広げた。今ではビデオでみれる。
ディートリッヒが脚本の出来に不満で降りギャバンもついでに降板。まだ若いモンタンとレジアニが抜擢されたというウラ話しもある。
エデット・ピアフではその遍歴があまりもの派手、恋多きまで想起し、コノ時期はごめんだ
見出した酒場の主のルイ・ルプレーの怪死、世界チャンプ・マルセル・セルダンの劇的死別、
二度の結婚のジャック・パル、20歳年下のテオ・サラポ。なめなめしき情念はチョット・・
ただ、もう少し後の時期、ディートリッヒとともにヒトラーのナチスとの戦いもアリ、
枯葉舞う終秋、初冬がピッタリとフィツトいいのであろう。
日本国の総裁になるべき人・自民党総裁室にチョコント座る麻生太郎。
やはり出来レースであったか。
ただ政策からは5人の中で懸命なる選択をした。
小泉の継承め体現者の小池・石原はモノの見事に沈み、構造改革・財政再建の緊縮財政は却って回復を遅らせ財政の収入支出の均衡さえ覚束なく逆に財政赤字が増えるのみと学習できたようである。
米国一辺倒のお金の使い方でなく国内的にお金を使うことに少々の変更はなされよう。
最大のお客さんにはもう購買力はない。
経済指標も国民が堪え忍んできた限界の生活の改善はあり得ない。
小泉竹中路線が見事に否定されたことに一抹の日本の未来を見た。
橋本・小泉の失敗のデフレ緊縮縮小の経済政策の構造改革路線・財政再建の呪縛からようやく脱却できそうな端緒についた。
日本はその経済民族性の構造、地政学的歴史性からして
若干のインフレを持った経済政策が一番あっている。
23日公明党大会での自公の協定を見る限りこの緊急事態の経済回復の解決は
積極財政の麻生政権にしても無理である。
ところで、政権延命のご忠告!
宮崎一区・中山成彬の入閣なくして宮崎の大淀川は反乱寸前デスゾ!。
1000兆円にものぼる株式社債などに複雑に組み込まれた不良債権の要素のサムプライズのウイルスは
どこに潜んでいるか不明でいつ株社債の期間切れとともに現れてくるや解らない。
始末の負えぬその様は地雷の仕掛けられたとこを歩かされてるようなモノで綱渡りのローソクの炎の如き命の連鎖。
自国の経済を輸出優先の外需頼みでは心許ない。
重ねて告ぐ!手綱を内需への転換!
坊主の総懺悔!小泉竹中路線の緊縮アメリカ一辺倒経済からの総決算!
太郎!日本太郎!その両足をしっかりと大地を踏め。!
決して米国の顔色伺いでなく自国に!アジアに!経済出動の舵を切れ!
王監督の辞任引退、清原のセレモニーも吹き飛んでしまう経済ニュースの過激、激動。
エコノミストや経済研究所の分析担当の24時間はどうなっていようや。
三度の飯どころかション便の暇さ得なかろう。
憂国のブロガーの方も大変であろう。
せきやんブログも次々の調べモンでアップの暇もない。
内需拡大の経済政策への大転換たる舵切りを麻生に以てしてやりきれるのか。
通産官僚の憂国の人々はパージされて人材の風前の灯火。
肝心の麻生自民党総裁の人物的不安定さ。
ここでも緊急ニュース。もうたまらない。
22日に三菱UFJが米証券2位のモルガン・スタンレーに出資。につづき。
、野村も破綻した米証券4位リーマンのアジア部門や欧州部門や欧州部門を押しつけら得た
国際的な大型再編に相次いで名乗りを上げた格好だ。
膨大な集められた邦貨は国内で使われるのでなく海外に回ろう。
ほかにもGMトラック部門をイスズが買収すると言う逆経営参加も予測されている。
これまでのニュースのアメリカ投資証券業界。
5位のベアー・スターンズが米銀大手のJPモルガン・チェースに救済買収され、
リーマンが破綻した今月15日、同3位のメリルリンチが米銀大手のバンク・オブ・アメリカへの身売りで合意した。
ところが伝えられるニュースが飛び込んできた。
えっ、こんな奥の手があったか!
モルガンとゴールドマンサックスが持ち株会社!
またしても驚きのニュース!
米国証券のトップ=ゴールドマンサックスと第弐位のモルガン・スタンレーが
持ち株会社に移行するというありえないニュース。
これでウォール街の上位五社は、さっぱりと消え去る。
一位ゴールドマンサックス
二位モルガン・スタンレー
三位のメリルリンチはバンク・オブ・アメリカに買収され、
四位のリーマンブラザーズは倒産した。
五位のベアスターンズは、JPモルガン・チェースが救済合併した。
翻って投資銀行としてトップ両社の合併は投資銀行専門から離れて、商業銀行の機能を強化して
預金残高を高めるわけで、当然だが今後はFRBの監督が強化される
グラススティーガルによって、米国では証券と銀行の垣根を厳密に分けていたが、
80年代に規制緩和で垣根がファイア・ウォール=防火壁程度になった。
、証券(投資銀行)が大手をふるって
、自由な市場に新商品開発という名のデリバティブの博打技術を持ち込んだ。
それは新自由主義、グローバル経済で世界経済とりわけ日本経済を席巻。
今回のアメリカ経済の危機はこのようにウォール街にたまっていた
膿、累積された危機の爆発でもあった。
ヘンリー・ポールソン財務長官はゴールドマンサックス会長からブッシュ政権入りした。
過去に数々の金融新製品を売り出し、猛烈に投資家に売り込んだ実績を誇る即断の人。
中国の四大国有銀行の香港株式市場への上場を説き実現したのは、
ゴールドマンサックス会長時代の実績。
中国へのご褒美は世界への仲間入りと北京オリンピック。
日本のこれまでの経済は明治期は官のリードで富岡、長崎造船所と殖産興業。
そのご民間人が続いた日清日ロで世界に認知され大平洋戦争で灰燼に喫した。
ただこの経験を生かし有色人種の国で唯一のしあがってきた。
炎の如き列島挙げての必至さからであった。
構造改革の橋本・小泉がその経済を潰した。
国内に目立ちだした格差はこの二人の舵取りで人為的になされた。
新自由主義グローバルの美名のもと小泉竹中が国内資産の郵政の350兆円を国内資金から吸収奪い
アメリカに持ち出し格差の急ぎを早めた。
バブル時代のおわりに邦銀は一斉に本場アメリカへ打って出た。
住友銀行はゴールドマンサックスに五億ドルを出資して「共同参画」した。
富士銀行はヘラー・フィナンシャルへ。
第一勧業銀行はCITグループへ。
大和銀行は投機的行為に失敗して撤退、
住友銀行はゴールドマンサックスに救援融資した
、その後、三井と合併して長らえ、
三和はカリフォルニアでリティル=窓口業務を広げたが、本国で存在が難しくなって合併された。
いま、米国に残っているのは三菱UFJ系列のカリフォルニアの銀行のみ。
電気の松永、ピストル堤、是川銀三の相場観。
惻隠の経済人土光敏夫。
総てを持ちあわせてるのが二人いた。
一人はヘンリー・ポールソンである。
決断の締め切りが迫られるという心理圧力環境をこよなく愛し、
また大胆な決断が出来る。
鉄火場で心理的に燃えるタイプ、数々の乱気流の嵐を生き延びた
酒もタバコのたしなまず休日には双眼鏡片手にバード・ウォッチングが趣味
。
いちど間違えてウォッカを飲んで、真っ赤な顔を数時間も持続させながら
それでも仕事をし続けたという逸話がある。
もう一人は
ベン・バーナンキFRB議長。
プリンストン大学で教鞭をとった学窓の理論家、
とくに大不況の研究で知られ、29年のウォール街暴落から1933年の大不況にいたる
GREAT DEPRESSION=大不況のあいだに政策決定者は何を間違えたかと研究した。
二人ともブッシュ政権入りする前は、まったく住む世界が異なり、お互いに会ったこともない。
政権入りしてもしばらくは、
バーナンキはレッドソックスのファンで、
ポールソンはシカゴカブ・ファンという野球好きだけが共通の話題だけ。
政治との距離は近くなく、議会説得も得意ではないが、今回の事態が歴史的に未曾有の経済危機であるという認識では一つとなる。
二人は性格も履歴も異なるが、この危機への認識と即断即決の重要性を知っていた。
ブッシュはこの二人に経済金融政策をゆだねてきた。
9月17日は一日中、二人と電話で連絡をとり、18日の朝も連絡をとった。
昼前にコックスSEC委員長も同席して、AIG救済ばかりか大胆な不良債権処理のために
公金を投入する必要性を大統領に説いた。
日本の一年間の予算に匹敵する76兆円=7000億ドルの財政出動はこうして決まった
米国歴史始まって以来の大出血プランは、7000億ドルもの新軍資金を調達して、
ウォール街の不良債権をワシントンに移管し、金融市場の安定を得るという画期的なもの。
楽観論者は5000億ドルで済むはずだと見積もる。
このために累積赤字の上限を11兆3000億ドルに嵩上げする、
そのために議会の承認がいる。
ブッシュは三人の話を聞き終わってから短く言った。
「よし、それでいこう」。
ただちに四人でホワイトハウスの中庭で記者会見。
議会の説得の標的はナンシー・ペロシ下院議長。
ペロシは下院議長、米国憲法にしたがえば、大統領にもしものことがあれば、
副大統領=上院議長を兼ねるの次、二番目という要職である。
ペロシは2008年9月2日の広島の視察から帰国したばかり。
河野議長がビックリした広島の原爆ドームで大粒の涙。
涙なしでは政権維持は出来ない。
それにしても、7000億ドルとはペンタゴンの年次予算を凌ぎ、イラク戦争の直接戦費より多く、米国民ひとりあたり2000ドルの負担になる。
「なぜ納税者がウォール街の高給取りの失敗の尻ぬぐいをするのか」。国民の怒りの声が聞こえる。
だが、ここで政府が決然と介入しなければ米国金融全体が負った傷口はもっと果てしなく広がり収束はおぼつかなくなるだろう、と大不況の研究家であるベン・バーナンキFRB議長は結論した。
「必要なときに大胆な資金供給が歴史的にも必要だ」というバーナンキのあだ名は{ヘリコプター・ベン}=救援に出動するヘリのごとく。
鉄火場のその日暮らしの嵐を乗り切る方策を講じることは得意でも大局を判断ができないポールソンを電話で説得したのはバーナンキ。
「もう、あの会社を助ける、この会社を見放すという議論をしているときではないですよ」。
ともかく、市場の決壊は一時的に避けられた。
ただ、ウォール街の地殻変動は世界を揺るがし、ロシアや中国の経済に打撃を与えている。
お客さんである
お彼岸だ!川を渡りし人か・・
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その最後の日であったのか。
実に暑き一日であった。
先祖様、亡き人々の悔悟のお彼岸。
川端康成も驚嘆した真っ赤な尾根をシルエットで照らす日向の夕方、
しばしの時間、西方に手を合わせた。
秋来ぬと 眼にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる。
詠れしごとく自己の奥底に伏する、うつろいに
爺の齢にしていまだ無宗教の大和人の心霊にも一種の霊的気分が宿る。
昼のこの暑さも夜、それも餓鬼の寝静まった大人達のみの深夜の秋風に寂蓼を感ずる如く無情なるを、実感する。
室内に26度設定でエアコンをを入れた。
そうあることではない。
揖保の糸の冷やしソーメンを食し、夜は鍋物。
おかしなモノである。
BGMは枯葉。
シャンソンでのモンタンやピアスよりジャズ。
名曲はリズムを選ばない。
オスカー・ピーターソンやベリー・グッドマンの演奏がこの時期は丁度いい。
サラ・ヴォーンで聴ければ最高。
枯葉のシャソンではもともと1946年の映画「夜の門」でイブ・モンタンが世界中に広げた。今ではビデオでみれる。
ディートリッヒが脚本の出来に不満で降りギャバンもついでに降板。まだ若いモンタンとレジアニが抜擢されたというウラ話しもある。
エデット・ピアフではその遍歴があまりもの派手、恋多きまで想起し、コノ時期はごめんだ
見出した酒場の主のルイ・ルプレーの怪死、世界チャンプ・マルセル・セルダンの劇的死別、
二度の結婚のジャック・パル、20歳年下のテオ・サラポ。なめなめしき情念はチョット・・
ただ、もう少し後の時期、ディートリッヒとともにヒトラーのナチスとの戦いもアリ、
枯葉舞う終秋、初冬がピッタリとフィツトいいのであろう。
日本国の総裁になるべき人・自民党総裁室にチョコント座る麻生太郎。
やはり出来レースであったか。
ただ政策からは5人の中で懸命なる選択をした。
小泉の継承め体現者の小池・石原はモノの見事に沈み、構造改革・財政再建の緊縮財政は却って回復を遅らせ財政の収入支出の均衡さえ覚束なく逆に財政赤字が増えるのみと学習できたようである。
米国一辺倒のお金の使い方でなく国内的にお金を使うことに少々の変更はなされよう。
最大のお客さんにはもう購買力はない。
経済指標も国民が堪え忍んできた限界の生活の改善はあり得ない。
小泉竹中路線が見事に否定されたことに一抹の日本の未来を見た。
橋本・小泉の失敗のデフレ緊縮縮小の経済政策の構造改革路線・財政再建の呪縛からようやく脱却できそうな端緒についた。
日本はその経済民族性の構造、地政学的歴史性からして
若干のインフレを持った経済政策が一番あっている。
23日公明党大会での自公の協定を見る限りこの緊急事態の経済回復の解決は
積極財政の麻生政権にしても無理である。
ところで、政権延命のご忠告!
宮崎一区・中山成彬の入閣なくして宮崎の大淀川は反乱寸前デスゾ!。
1000兆円にものぼる株式社債などに複雑に組み込まれた不良債権の要素のサムプライズのウイルスは
どこに潜んでいるか不明でいつ株社債の期間切れとともに現れてくるや解らない。
始末の負えぬその様は地雷の仕掛けられたとこを歩かされてるようなモノで綱渡りのローソクの炎の如き命の連鎖。
自国の経済を輸出優先の外需頼みでは心許ない。
重ねて告ぐ!手綱を内需への転換!
坊主の総懺悔!小泉竹中路線の緊縮アメリカ一辺倒経済からの総決算!
太郎!日本太郎!その両足をしっかりと大地を踏め。!
決して米国の顔色伺いでなく自国に!アジアに!経済出動の舵を切れ!
王監督の辞任引退、清原のセレモニーも吹き飛んでしまう経済ニュースの過激、激動。
エコノミストや経済研究所の分析担当の24時間はどうなっていようや。
三度の飯どころかション便の暇さ得なかろう。
憂国のブロガーの方も大変であろう。
せきやんブログも次々の調べモンでアップの暇もない。
内需拡大の経済政策への大転換たる舵切りを麻生に以てしてやりきれるのか。
通産官僚の憂国の人々はパージされて人材の風前の灯火。
肝心の麻生自民党総裁の人物的不安定さ。
ここでも緊急ニュース。もうたまらない。
22日に三菱UFJが米証券2位のモルガン・スタンレーに出資。につづき。
、野村も破綻した米証券4位リーマンのアジア部門や欧州部門や欧州部門を押しつけら得た
国際的な大型再編に相次いで名乗りを上げた格好だ。
膨大な集められた邦貨は国内で使われるのでなく海外に回ろう。
ほかにもGMトラック部門をイスズが買収すると言う逆経営参加も予測されている。
これまでのニュースのアメリカ投資証券業界。
5位のベアー・スターンズが米銀大手のJPモルガン・チェースに救済買収され、
リーマンが破綻した今月15日、同3位のメリルリンチが米銀大手のバンク・オブ・アメリカへの身売りで合意した。
ところが伝えられるニュースが飛び込んできた。
えっ、こんな奥の手があったか!
モルガンとゴールドマンサックスが持ち株会社!
またしても驚きのニュース!
米国証券のトップ=ゴールドマンサックスと第弐位のモルガン・スタンレーが
持ち株会社に移行するというありえないニュース。
これでウォール街の上位五社は、さっぱりと消え去る。
一位ゴールドマンサックス
二位モルガン・スタンレー
三位のメリルリンチはバンク・オブ・アメリカに買収され、
四位のリーマンブラザーズは倒産した。
五位のベアスターンズは、JPモルガン・チェースが救済合併した。
翻って投資銀行としてトップ両社の合併は投資銀行専門から離れて、商業銀行の機能を強化して
預金残高を高めるわけで、当然だが今後はFRBの監督が強化される
グラススティーガルによって、米国では証券と銀行の垣根を厳密に分けていたが、
80年代に規制緩和で垣根がファイア・ウォール=防火壁程度になった。
、証券(投資銀行)が大手をふるって
、自由な市場に新商品開発という名のデリバティブの博打技術を持ち込んだ。
それは新自由主義、グローバル経済で世界経済とりわけ日本経済を席巻。
今回のアメリカ経済の危機はこのようにウォール街にたまっていた
膿、累積された危機の爆発でもあった。
ヘンリー・ポールソン財務長官はゴールドマンサックス会長からブッシュ政権入りした。
過去に数々の金融新製品を売り出し、猛烈に投資家に売り込んだ実績を誇る即断の人。
中国の四大国有銀行の香港株式市場への上場を説き実現したのは、
ゴールドマンサックス会長時代の実績。
中国へのご褒美は世界への仲間入りと北京オリンピック。
日本のこれまでの経済は明治期は官のリードで富岡、長崎造船所と殖産興業。
そのご民間人が続いた日清日ロで世界に認知され大平洋戦争で灰燼に喫した。
ただこの経験を生かし有色人種の国で唯一のしあがってきた。
炎の如き列島挙げての必至さからであった。
構造改革の橋本・小泉がその経済を潰した。
国内に目立ちだした格差はこの二人の舵取りで人為的になされた。
新自由主義グローバルの美名のもと小泉竹中が国内資産の郵政の350兆円を国内資金から吸収奪い
アメリカに持ち出し格差の急ぎを早めた。
バブル時代のおわりに邦銀は一斉に本場アメリカへ打って出た。
住友銀行はゴールドマンサックスに五億ドルを出資して「共同参画」した。
富士銀行はヘラー・フィナンシャルへ。
第一勧業銀行はCITグループへ。
大和銀行は投機的行為に失敗して撤退、
住友銀行はゴールドマンサックスに救援融資した
、その後、三井と合併して長らえ、
三和はカリフォルニアでリティル=窓口業務を広げたが、本国で存在が難しくなって合併された。
いま、米国に残っているのは三菱UFJ系列のカリフォルニアの銀行のみ。
電気の松永、ピストル堤、是川銀三の相場観。
惻隠の経済人土光敏夫。
総てを持ちあわせてるのが二人いた。
一人はヘンリー・ポールソンである。
決断の締め切りが迫られるという心理圧力環境をこよなく愛し、
また大胆な決断が出来る。
鉄火場で心理的に燃えるタイプ、数々の乱気流の嵐を生き延びた
酒もタバコのたしなまず休日には双眼鏡片手にバード・ウォッチングが趣味
。
いちど間違えてウォッカを飲んで、真っ赤な顔を数時間も持続させながら
それでも仕事をし続けたという逸話がある。
もう一人は
ベン・バーナンキFRB議長。
プリンストン大学で教鞭をとった学窓の理論家、
とくに大不況の研究で知られ、29年のウォール街暴落から1933年の大不況にいたる
GREAT DEPRESSION=大不況のあいだに政策決定者は何を間違えたかと研究した。
二人ともブッシュ政権入りする前は、まったく住む世界が異なり、お互いに会ったこともない。
政権入りしてもしばらくは、
バーナンキはレッドソックスのファンで、
ポールソンはシカゴカブ・ファンという野球好きだけが共通の話題だけ。
政治との距離は近くなく、議会説得も得意ではないが、今回の事態が歴史的に未曾有の経済危機であるという認識では一つとなる。
二人は性格も履歴も異なるが、この危機への認識と即断即決の重要性を知っていた。
ブッシュはこの二人に経済金融政策をゆだねてきた。
9月17日は一日中、二人と電話で連絡をとり、18日の朝も連絡をとった。
昼前にコックスSEC委員長も同席して、AIG救済ばかりか大胆な不良債権処理のために
公金を投入する必要性を大統領に説いた。
日本の一年間の予算に匹敵する76兆円=7000億ドルの財政出動はこうして決まった
米国歴史始まって以来の大出血プランは、7000億ドルもの新軍資金を調達して、
ウォール街の不良債権をワシントンに移管し、金融市場の安定を得るという画期的なもの。
楽観論者は5000億ドルで済むはずだと見積もる。
このために累積赤字の上限を11兆3000億ドルに嵩上げする、
そのために議会の承認がいる。
ブッシュは三人の話を聞き終わってから短く言った。
「よし、それでいこう」。
ただちに四人でホワイトハウスの中庭で記者会見。
議会の説得の標的はナンシー・ペロシ下院議長。
ペロシは下院議長、米国憲法にしたがえば、大統領にもしものことがあれば、
副大統領=上院議長を兼ねるの次、二番目という要職である。
ペロシは2008年9月2日の広島の視察から帰国したばかり。
河野議長がビックリした広島の原爆ドームで大粒の涙。
涙なしでは政権維持は出来ない。
それにしても、7000億ドルとはペンタゴンの年次予算を凌ぎ、イラク戦争の直接戦費より多く、米国民ひとりあたり2000ドルの負担になる。
「なぜ納税者がウォール街の高給取りの失敗の尻ぬぐいをするのか」。国民の怒りの声が聞こえる。
だが、ここで政府が決然と介入しなければ米国金融全体が負った傷口はもっと果てしなく広がり収束はおぼつかなくなるだろう、と大不況の研究家であるベン・バーナンキFRB議長は結論した。
「必要なときに大胆な資金供給が歴史的にも必要だ」というバーナンキのあだ名は{ヘリコプター・ベン}=救援に出動するヘリのごとく。
鉄火場のその日暮らしの嵐を乗り切る方策を講じることは得意でも大局を判断ができないポールソンを電話で説得したのはバーナンキ。
「もう、あの会社を助ける、この会社を見放すという議論をしているときではないですよ」。
ともかく、市場の決壊は一時的に避けられた。
ただ、ウォール街の地殻変動は世界を揺るがし、ロシアや中国の経済に打撃を与えている。
お客さんである
お彼岸だ!川を渡りし人か・・
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