ヤマカン

2007年5月21日
NHK大河ドラマは風林火山。
武田信玄を描くのが通常だが時代はそれを求めず、今は複雑怪奇な時代。
主人公は山本勘助。
ただ、史家に言わせれば実在そのものを疑う説もあり、この時期の軍師の存在さえ怪しいとかと説く。

われらの世代はチャンバラ世代で勧善懲悪の単純なストリ−であったが、今は違い二転三転する。
歴史的脇の存在が光があたるのは不条理不確定な日常ゆえか。

ドイツでの首脳会談前のG8蔵相会議が終了した。
投機資金=ファンドと環境のそれぞれいの規制を提案したがファンド規制はウヤムヤ、議長国ドイツの思惑は頓挫し、面目丸つぶれ。

どこの国の蔵相が反対したんであろう。
尾身蔵相とか言う人で、そこの国です。

5/19にNHKはファンド資金を取り上げていた。
その管理者にインタビュ。
「5年間で預かり資金を倍にすればいいのです」
   達成できそうですか。
「ワイン投機ですでに目標を超えています。次に穀物で3倍以上にはできるでしょう。」

市場に荒れ狂うファンド資金に規制なくして安定はない。
わが国の荒れ狂うファンドに対しての寛大さ無節操振りには国家の米倉を簡単預けられない。

2000年宮崎は福岡と外相蔵相サミットの開催地を引き受けた。
小渕総理の肝いりで沖縄サミット開催その分散開催が実現してのこと。

米国大統領クリントンは武田信玄は知っていても山本勘助は知らなかったのか。
「ヤマカン」の言葉はこの人に由来する。

展望のないままイスラエル・パレスチナの首脳を米国に招いて和解の道を探った。
沖縄サミットの期日が来ても米国を離れようとしない。
「サミット参加見送り」のニュ−スも流れた。

事前スケジュ−ルの東京訪問も沖縄サミット日程も一部キャンセルそれでも和平交渉は成果なし。
二兎追うものは一等兎得ずである。

次に北朝鮮打開を目指しオルブライトを訪朝させ自らの訪朝を企画したが断念にいたる。
米国大統領初のスキャンダラスの不名誉大統領で終わった。

宮崎にはオルブライトの冠を残した市民会館が残った。
いまでもオルブライト・ホ−ルと呼ぶ。
ノドもと過ぎれば・・人のうわさも75日
市民会館がいい。オルブライトは口が回らない。

プ−チンは求心力はあるが来年春で任期が来る
今朝の安倍ニュ−スではプ−チン来日を要請したそうだ。
参議院選挙まで2ヶ月ともうすぐ。

全国区遊説でそこできずいた奇策のプーチン訪日。
参議院選挙で成果を挙げようとの魂胆ありあり。
「ヤマカン」である。

管義偉総務大臣は秋田の人。
ふるさと税金納入を遊説でアピールしている。
「都会で生活している人もふるさとに恩返ししたい思いもある」

小沢民主党は「ふるさと納税」は本当に実現できるのか疑問を呈した。

管義偉のポームページ
「都市で徴収された国税の大部分が地方に投資されておりその効果に疑問がある。」
自分のホームページと180度も違うことがあるものか。

わがそのまんま知事
「県外に200万人いる。年一万でも200億円」と皮算用。

教育基本法に初めて手をつけ改正で自信をつけた。
憲法改正に向け投票法を成立させこれまた初めて実現した。
怖いものなしだ。

正倉院に眠る世紀の秘宝・香木・蘭奢待(ランジャタイ)は将軍足利義政、織田信長、明治天皇本人だけの持ち出しである。
思いのままにした阿部普三の心根はこれに匹敵し悦に言ってることであろう。
天皇を元首にと改憲案はのたまう。

兵庫豊岡のコウノトリよろしく宮崎にも昨日鶴のマ−クが舞い降りた。
自民党と分散しての公明党トップの遊説である。

触れてはならぬ禁断の菊のマ−クが政治に加わってくるのであろうか。

鶴と菊のそろい組みでの参議院選挙。
劣勢の官軍に翻った錦の御旗どころではない威力である。。

朝日を批判する割にはついにテレ朝の丸川珠代アナを参院選の目玉候補にした安部政権。
佐賀では地元で決めた現職を差し替えた。
参議院候補は参議院が取り仕切るのが慣例。
小泉さえ手が出せなかった。
青木の面目丸つぶれ。

国粋主義の欠片も知らぬニュ−ネオコンは国も簡単に売るが、
慣例さえヘッチャラで壊す怖いもの知らずだから怖い。
それも「ヤマカン」だろうて。

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