加齢を重ねると経験豊富ゆえ権威によりすがり、何でも権威付けるいわば保守化が顕著になる。
幾多の変遷があろうと老いては子に従え!時代から常に取り残されている。
ただ伝統を受け継ぎ、子々孫々に安寧で平和な繁栄してる国で一生を終えてほしいと切に願うが故である。

強がりではないが素直に馬齢を重ねたことも悪くはない。
重箱のスミをつつくつもりはないが、目に付くことがある。
5/6朝日紙の天声人語氏前半は楽しく読ませていただいたが、後半部分に疑問がある。

〈田一枚植えて立去る柳かな〉。芭蕉
慣れた身ごなしで、すいすい苗を植える姿が浮かぶ。
だが自分で試してみるがいい。
田んぼの中はそうはたやすく足が運べなく簡単にはいかない。

・・・腰が定まらず右往左往し、田の中は足跡だらけに。
植え付けにも難渋し、進まないことおびただしい。・・・
    (ワッハッハッハハ〜なんか悪いが、ルンルン気分。♪)
・・・ 古く、田植えは女性の仕事とされ、従事する人を早乙女と呼んだ。
力のいる田打ちや代掻(しろか)きが男の仕事だった。
    (よ〜くお勉強なさっている。体験でよくわかる)
〈生きかはり死にかはりして打つ田かな 鬼城〉。
土に生かされ、土を頼みに命をつなぐ。往時の労働の厳しさを思うと、粛然とさせられる。・・

 〈粒粒皆辛苦(りふりふかいしんく)
すなはち一つぶの一つぶの米のなかのかなしさ〉と詠んだのは山形県出身の斎藤茂吉。

戦前は、小作制度や飢饉が農家を痛めつけた。
収穫しても自分たちの食べる分はない。
白い米粒が農民の「辛苦とかなしさ」を象徴した時代は長く続いた。
  (自飯米は砕けてる拠出できないものだけ・・それでも米ん飯、と喜んで食べた。
   昭和30年を過ぎるまで、ご飯には芋、麦が必ず米以上に入っていた。)
疑問に感じるのはこれからだ。
     (・・・・・・・) 
「戦時中は妙な米の炊き方があった。」
「一昼夜水に漬け、膨張しきったところで火にかける。」
「食糧不足を補うために政府が広めた。名付けて「国策炊き」。」
「量は増えても、しょせん水膨れだから、腹はすぐに減ったそうだ。」

 さまざまな時を経て、幸か不幸か、素人の米作りが歓迎される時代である。
労働の厳しさにも、一粒のかなしさにもほど遠いけれど、参加者の数だけ、米に関心を持つ人は増えたことだろう。

農家育ちの人に全国の先輩の方々に聞きたい。炊飯の仕方
・・・妙な米の炊き方があった・・
あの一昼夜釜に研いで「仕掛けたまま」は、勤労農家ゆえ朝は家畜の世話をしたり多忙だから
明日の朝に備えさらに美味しい炊き方ではなかったのか。

再度繰り返す!。お米は諸般の事情はあれど朝飯は必ず夜のうちから米をとぎ「仕掛けておく」のが勤勉なる百姓ではなかったのか。
夜の分はお昼がすんでから、「仕掛ける」。
朝の分ほどの十分な時間がないためあまりおいしくできないのかなぁとの思いながら。
かまどに火を入れるのは、夕ご飯の時間を逆算して、少しでも時間を稼いだものだ。

始めチョロチョロ、中パッパッおせんないても 蓋とるな。
吹き出したとき少しあけるだけの蓋加減
米は立って吹き上がる。おかず無くとm食べれるほど美味い新米。

ところが・・・、量を増やすための水膨れが目的のそれもおひれ付の、国策炊き・・・
とくリャァ〜驚き桃の木サンシュの木。
ビックリの・・目からウロコ。・・鼻から牛乳!

そのこと。実は気づいてた部分があるんです。
ブログ書いたりもあり夜遅く多忙で、朝、急に米を研ぎ飯を蒸かす。
圧力IH炭火焚き。
それがサクサクフカフカで美味しい。
幼きころのニッチア、ニチィアより硬い。
欧州レストランの芯があるのとは又違うが丁度美味しい

どうも幼きころのニチャッと来る感じよりお米の感じがする。
米炊く専用釜でなくお茶を炒るときの大量にご飯を炊いたあのときの味。
米の芯に感じない程度の硬さ。
ウン!これが究極のうまいご飯!

匂い米をチョット入れてるから部屋中新米の香りで充満。
味噌汁のにおいに沢庵、めざし。
このシチュエ−ションに、不思議といない明治生まれの岩雄、ツユ子のご両親さま。
兄貴たちゴロゴロの大家族。
あんなに毛嫌いしてた保守の雰囲気がいとおしく懐かしい。

かまど改善の新生活運動等の国策はいろいろとあったが、
「国策炊き」があったんだろうか。

恒例「談志の田んぼ田植祭」が、行われる。
日時:平成19年5月27日(日)午後2時頃〜
場所:新潟市岩室温泉夏井のはさ木
ここにいって聞いてみればわかるだろうか。
動く百科事典談志師匠」なら国策炊き二手がかりがあるかもしれない。

思いつくところがある。
ごぼうに、にんじんに鶏肉に旬の竹の子・みりんにお酢を加え
竹で編んだバラに吹き上がったご飯をいれ混ぜる
まわりにわからないようにご飯を食べてみる。普通より少し硬い
国策炊き出ないゆえ硬めでおいしい。・・蘇ってきた
日常のご飯の水加減が指のふし一つ多すぎている。

ブログで「国策炊き」検索に13件もあった。
昭和18年にでてくる。
「転進」、「国策炊き」、「買い出し」、「国民相場」

現在出回ってる無洗米というのは「国策炊き」?
戦争の記憶は、一面、ひもじさの記憶でもあった
国策炊きでいいから腹いっぱい食いたい。

回転寿司が世界に発信しだしたようで国策炊きでは評判が落ちよう。
それより握りが上手くいかないであろう。

コメント

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年5月6日22:25

 白米はほぼ2時間で水を吸いきり、それ以降水を吸うことは無い、と小学校の家庭科の時間に習いました。これが間違いでなければ、「国策炊き」は私にも疑問です。実際自炊していたときは前夜に朝食のご飯を仕掛けていましたが、水ぶくれになるなんてことは無かったです。
 以降、邪推ですが、昔は精粒歩合が悪く(戦時中は玄米を配給していたはず。これをビンの中に入れて精粒していた・・・と聞いています)、ぬかが今より残ったため、長く水につける必要があったと言うだけではないでしょうか。玄米か玄米を白米に混ぜて炊くときは、一晩おく必要がありますよね?その手の機能の無い炊飯器では(それを知らなかったときは見事失敗しました)。

せきやん
せきやん
2007年5月7日19:58

いつもご丁寧ご意見有難うございます。
夕方「仕掛けた」=研いで準備したもの朝にスイッチオンの時もそう米の中に水分は充満してないと思います。
3割増えるという朝日の書き方でしたのでコメントしたしだいです。

カライモ、栗は準備してたら大変、
玄米ですか、・・・

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