宮崎は終えたばかりなので籤でスカをひいたような知事選が告示された。
戦後16回目となる統一地方選がスタート
それも12年に一度、参院選が控える「亥年(いどし)選挙」
安倍・小沢の政党党首の街頭演説さえなかったそうだ。
無党派選挙の蔓延である。
果たして我らは進歩しているのであろうか。

新聞によると
江戸時代・近畿や関東地方の農村では、名主や庄屋などの村役人を「入れ札」という投票で決めてたそうだ。
農村ばかりか都市の町方名主などの役職も岡山や大坂などは入れ札で選出していた。
水谷三公(みつひろ)著「江戸は夢か」(ちくま学芸文庫)
明治に入って地方議会の公選制が混乱もなく定着したのもその素地があったからと見る

この明治の府県議会が国会開設運動になっていく。
ということは
日本の民主政治のルーツの一つは村や町の自治の経験に求めてもよかろう。

英国の政治史家が「地方自治は民主主義の学校である」と言うはるか以前に
日本人は無意識のうちに民主政治の寺子屋に学んでいた

そのまんま知事が木花で農業後継者と座談会をしている報道。
歩行者天国等大道芸なども催すという。
限りなき宮崎売込みのパフォ−マンスぶりにひたすら脱帽。

ただ、宮崎の置かれてる状況から
「どんげかせんといかん」
を考えねばならない。。
呼び込み売り込みに必死の段階のようである。
次はどうするのか。
住ませる定住させる施策が一番である。

それは日本の改革である。
「日本をどんげかせんといかん」である
地方自治の欠陥に向けての大ナタだ。

明治16年佐賀県と富山県とともに再配置された宮崎県。
明治9年の3府35県では広大すぎる反省もあり
再配置運動者川越進らが新宮崎をリ-ドしていく
明治16年第一回県議会。
このときにの議論が正鳩をえている。
人口の少なさ、知識の乏しさ、資本の不足、官民間の意思疎通の決如
これが宮崎の実情であると喝破。

彼岸を苦悩のうちにすごす。
21世紀の日本人はそのご先祖に比べ住民自治の知恵をどれほど成熟させ得たか。
春霞 背負うがごとき 釈迦木花
隠遁のこの5年で多くが去った。
立ち上がねばならぬ。

もうこれは地方自治財政ではない。
一般会計    6兆6000億円、
特別会計(17)4兆4000億円
公営企業(11)2兆円
     総額13兆円の東京都予算が都議会を通過した。
韓国やオ−ストラリヤの国家予算に匹敵する額である。

夕張の問題は東京の問題である。
宮崎の問題も東京の問題である。

そのまんま知事宮崎県予算は5801億円
自らの給与減額や300億円カットに解決の基本があるわけではない。

自治制度を支える税制度に欠陥があるからだ。
法人税は国税庁に納入されるから議論を置く。

問題は法人住民税と法人事業税である。
富士通や沖電気小松などを抱える宮崎だが
上場企業の本社は東京にある。
その本社に税は納まる。

地価が高騰しだしたと今日の新聞が伝える。
千代田区中央区港区はミニ・バブル
江東区足立荒川江戸川北区墨田葛飾にさえ及びだした。

千代田区には丸の内大手町のオフィ−ス税だけで1300億円の固定資産税
東京23区は知恵を絞った。財政調整交付金として23区内に配る。
法人住民税、固定資産税、特別土地保有税
足立区は1000億円も配分を受ける。
裕福であろうとなかろうとこの制度により東京23区は財政に余裕がある。

日本国民全体で肥大化した東京の位置づけを議論していくべき時期が来ている。
東京は特殊付加価値があるからである。

権威の象徴皇居、
日本の代表たる首都
官僚機構の集中
一流企業を集中させ、人材をも一極集中、地価高騰
そのような他県にない付加価値。
東京都民が努力して得た財政ではない。
なんぼか夕張のほうが努力している。

千代田区は児童手当は高校生まで支給
また文京区は5000円子育て支援商品券
チョウット!ちょっと、まってくれ!
箱物行政、ばら撒き行政の夕張どこではない。
箱物だって負けちゃいない
文京区の逆さ長靴の庁舎。地下4階地上27階ナント!600億円
浅草のウンチビルのように金ぴかにはさすがにしていないが。

、吉村昭を先日失ったが今日は城山三郎の訃報が伝わる。
大震災後に内務大臣後藤新平は「大風呂敷」と揶揄されても帝都復旧事業を敢行した。
城山の著書に詳しい。
避難場所確保のための震災復興公園
大公園は墨田ナド3ヶ所、小公園は52ヶ所
それぞれ小学校に隣接する方でコンクリ−トで作られた。
最後に残った元町公園を壊し小学校も廃校になったので
体育館にしてしまえ
お役所のおごりである。
住民が保存運動を始めた。

千代田、中央港はワシントンDCのようにすればいい。

超過財源は足りない地方に回す。
緊急医療施設が医者不足でなくなっている。
放漫経営からではない。地方と都市の格差そのものである。

少子高齢化で日本をどう変えていくのか。
自分の住んでる地域をどうすればいいのか。
東京住民がまず先頭にに立つことだ。
石原知事では権益確保のみでその議論はできまい。
モンロ−主義で所詮運輸大臣までして中央政治から地方政治に成り下がった志し乏しき不逞のやから。

結局人材さえ東京に集中しすぎている。
東京にいるだけで自然と競争力や経営力が鍛えられる。
ビジネスのノウハウを身に着けている。
人的資源を地方に返せ!
その仕組みをどう作っていくのか
住ませる定住させる施策が一番である。

自民民主の対立してる知事にもその気外を読み取ることはできない。
そのまんま知事を東京から取り返したのでまずは端緒についた。

「0」政策金利のために家計は331兆円を失ったと日銀。
衣食住に苦しんできたが、東京から当面の資金がついた。
ようやく端緒についた。
人生お金との二人旅のようだ。

今日から甲子園、第二試合に大阪桐蔭が日本分理と戦う。
投打の田中翔の活躍が見ものだ。

実にあったかい一日。
ほほ行く風がたま〜にチョット冷たくココとよい。

作詞 吉丸一昌
作曲 中田章
  早春賦
春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃

吉丸は大分臼杵の人
熊本第五高等学校では夏目激石、湯原元一、小泉八雲などから教えをうけている。東大を出て音大国語教授。
中田は江戸っ子

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