国家の放棄

2007年3月22日
昨日21日彼岸の涙雨。
夕方にわかに、かき曇り雨。
それが昨日までとはまったく違うあったかく細かい小糠雨。
朝には上がり、22日昼間は晴天18度。
これで桜の開花宣言早まるであろう。

ぼんやりの視界の霞(かすみ)状態。
もともと気象用語には霞は無いそうだ。
1メ−トル未満を霧(きり)。
それより薄物を靄(もや)
この三つには本質的違いは無い同じもの。。
文学的には霧=秋、霞=春と使い分けている。
霞は夕方までで、夜は朧(おぼろ)
唱歌にも記録がある。

朧月夜 : (おぼろづきよ):
高野 辰之  作詞
岡野 貞一  作曲

菜の花畑に 入日うすれ
見わたす 山のは かすみふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりいて においあわし

里わの火影も 森の色も
田中の小路を たどる人も
かわずのなくねも かねの音も
ながらかすめる おぼろ月夜

霞か雲かは習ったほうの歌詞は見つけ切れない。
不詳となっている
メロヂィ−はドイツだったか。

安倍内閣の見えてるものと見えてないもの。
参議院選挙の勝敗議席を示さず逃げ回っている。

政局無視で暴走し始めている。
国民投票法案を今国会で成立させるという。

郵政改革選挙のみで成立してるハズの小泉内閣としての政治勢力。
国会に圧倒的議席を郵政改革のみで得た議席のハズではないか。

憲法改正のツユ払い法案を強行で通すのダマシではないか。
安倍内閣として国民にシンを問うテから憲法改正には着手すべきである。

トップの選出は大統領制でなく代議員制というが
法の下、平等の代議制民主主義が危険にさらされている。

何が何でも国民投票法案を議席の数の力で成立させるようだ。
改憲路線を突っ走り、国民投票法案のゴリ押し成立を指示。
完全に開き直っているようだ。

安部総理の国会発言が発火点となり
アメリカ議会下院で「従軍慰安婦問題」の採決が進んでいる。
「北」の拉致では完全にアメリカから見放されている。

安倍の哀れな末路が危ぶまれている
何をやってもうまくいかず、切羽つまった安倍首相、

ここにきて完全に開き直っているようだ。

「ナントカ還元水」大臣を擁護したり、郵政造反落選組を復党させたり。
安倍カラーを打ち出しても内閣支持率は下げ止まらない。、
国民投票法案成立もまるで評価されないだろう。

自民党内でも引き降ろしの勢いが強まり、もうこれ以上、政権を続けるのはムリ。
参院選で惨敗して退陣させられるどころか、その前に身を引く以外にない。

幕末の徳川家のお話の状態に酷似。

閉話休題
昨夜ペ−ジを捲りだし今朝読み終えた
このてのものは一気に読める。

宮尾登美子著「天璋院篤姫」講談社文庫
何度類するものに触れたものか。
この著書が08年の大河ドラマになる。

13代家定は病弱、将軍就任以後にはただでさえ悪かった体調がさらに悪化
ほとんど廃人同様になったとまで
14代将軍を決めるとき二派に分かれた。
井伊直弼派が勝ち反対派粛清の安政の大獄を引き起こす。

幕末の4賢公の粛清を図る。。
(福井・松平春嶽・伊予・伊達宗城・土佐・山内容堂・島津斉彬)
の中でも抜きん出てたのが島津斉彬。
倒幕のク−デ−タを念密に練る
13代将軍家定は就任直後から後継問題が浮上するほど体が弱く、一説には脳性麻痺といわれている。
アメリカ公使ハリスの日記によると、ハリスと引見した際、言葉を発する前に頭を後方に反らし、
足を踏み鳴らすという行動をとったとある。これは脳性麻痺の典型的な症状と言われる。
(篠田達明「徳川将軍家十五代のカルテ」新潮社)

13代将軍の正室で徳川家にいる。
それ以前正室として鷹司政煕の娘や一条忠良の娘はいずれも早世
将軍の3人目の妻だが将軍は性不全。
子をなしてなんぼがこれではいけない。

天璋院は原節子どうよう永久の処女。
名君宮崎の人・上杉鷹山のまったく逆のパタ−ン。

大奥で権勢をふるう
大奥を取り仕切り、後継者争いを調整し、倒幕の旗手の薩摩藩に
働きかけ江戸城無血開城に貢献した。

指宿今泉島津家の島津忠剛の娘である。
今泉島津家の本拠は指宿市岩本。
今泉小学校がお城跡。
代々の墓所はJR指宿枕崎線薩摩今泉駅の山側にある。
篤姫が育った所。

話を戻したい。
安部政治の国会に臨んでる姿勢。
それだけではない。
経済のグロ−バル化の名の下国家的経済政策を放棄しようとしている。
政府系金融機関を民営化して国家主導経済をGDPの半減にするという

資本の暴走はコントロ−ルの効かない投資フアンドと言う投資資金を生み出し
日本経済のM&Aの恒常化、企業の再編が各業種で常時惹起しよう

各国は国家的民族主義的方向を目指していル兆候がある。
政治的右傾化が進展し企業活動は安定を失い右往左往しよう
どこも国家は品格を失いつつある。
とりわけエネルギ−の殆どを海外依存してる特殊な国・日本。

エネルギ−の確保に当たっては、資源保有国からは見返りの開発が必ず要求されているのが実情である。
国家の管理する開発資金の提供でこれまではエネルギ−資源の確保を図ってきた。
国家的資金の後ろ盾があればこそエネルギ−の確保が出来てきたのである。

官から民へのこのようなル資金さえ移動し、国家主導を放棄するもの危うさを
どう説明しようと払拭は出来ない。
小泉竹中の官から民への5年間は六本木ヒルズ族なる利益本位のみのIT寵児を生み出し
社会的経済事件を生み出しモラルの低下を招いている。
他方、官から民で道路建設支援に応じなかったため最大油田を失った。

政管の癒着を生み国民の合意を得やすい旗印「郵政改革」のデマゴギ−で頂点に達し
更なぬ混迷の憲法改正に突っ走ろうとしている。

政府系金融機関の民営化は暴れまくる管理の効かない資金が増幅すことに他ならない。

 現在                新組織   
?公営企業金融公庫        ??地方公営企業等金融公庫

?商工組合中央金融公庫

?政策投資銀行
              
?国際協力銀行
?海外j経済協力         ???国際協力機構JICA

?中小企業金融公庫
?農林漁業金融公庫       ???日本政策金融公庫
?国民生活金融公庫          ?は12年以降

?沖縄振興開発公庫

国際協力機構JICAは30兆円とりそな銀行規模になる
ただ政府の後ろ盾のない銀行が信用するであろうか。

調達コスト、株保有維持資金、どんな事業で出利益を出すのか
一人立ちする収益源はどこに求めるのか。

エネルギ−・交通・環境再生などの公共性の高いテ−マにどう儲け本位たる民の論理が通用するのか。

議論なしの金融改革で官から民を今だ掲げる。
国家の品位はますますなくなって言っている。

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