江戸事情3

2007年1月25日

260余年の絶対封建制の徳川家の日本の歴史に与えた役割は研究しつくされている。
各都市ごとに資本蓄積を果たし、モラルある民族性を形成、醸成する期間であったとすればよい。
鎖国での立ち遅れは、明治期の偉人群像があらゆる面から取り組み列強に追いついた。

江戸期で残念なのは再投資する産業がなく、資本投資効率の悪い超非生産的な農業にしか投資できなかった。
金山経営で世界の寵児になれるチャンスのはずであったが、国家的戦略がなかったゆえ収奪されるのみであった。

歴史にもしはないが学ぶべき点がある。
さすれば小泉の郵政改革なる国民資本350兆円をみすみす米国に差し出す虚政、売国奴を許すはずがない。
不景気の最大要因であるからだ。

支配宗家たる徳川は15代も続いた。
健康管理が行き届かない時代ゆえ御三家紀州家、尾張家からも将軍たる人材を送り込み支配体制を維持させたことは世界史の驚嘆に値するところであろう。
幕末には禁止されてた水戸家から迂回で将軍とした。
お世継ぎ問題は一大事項。
大奥もその知恵から生まれた。
初代家康が16名の子をなし二代秀忠は9名だが、基本的に多産系ではない。
後11代家斉が53名いるのみ。
徳川宗家の15代の亡骸を追うのは、歴史の好事家の興味のあるところではなかろうか。
エジプト史実をはじめとする歴史ある国家の末裔の誇りとするところである。

日光東照宮は初代家康が眠っているのは周知のごとくで
あとここには三代と二人がいるだけ。

芝の増上寺は2、6、7．9、12、14代が眠る。
あとは上野寛永寺＝一、二之御霊廟通称徳川墓所だ
一之御霊廟、5代綱吉、8台代宗、13台家定
二之御霊廟、4代家綱、10代家治、11代家斉が眠る。
なお同じ敷地内ではあるが谷中には15代慶喜は別に特別扱い。谷中に一人眠る。
家を滅ぼした恥ずかしさからであろうか。
明治以降でも17代家正、18代家直もここに眠る。

地球の歩き方風に言うと徳川墓所のここは一般人は禁止ゆえ手練手管で見回る手法が必要である。そうさ早朝！
日暮里駅の南口から紅葉坂をのぼり公園管理所で図面をまずもらうことだ。
一覧と裏面に人物名がある。
これがないと谷中墓地は見ないほうがいい。
さらに内緒でコピー禁止の東京ライオンズクラブが作成したのが入手できればわかりやすい。管理の叔父さんと話し込むといい。ナイショですゾ！
品川海風堂の鈴木清彦03−3782−4635
で取り寄せるのが正論。

さーて谷中の案内であるがひとさまのパソコンを借りてるので次回としたい
幸田露伴の「五重塔」は東京大空襲にも残存してたが、昭和32年の放火で消失。金閣寺の運命に似通っている。
管理所の近く。

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