名月夜

2006年10月7日コメント (5)
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なんたるお月さまだ!
お月見をどう楽しめばいいのか。
真っ暗にして灯火親しむよろしく月火親しむ。
満月を観ながら夜伽(よとぎ)がいいのであろう。
これだから、昔の人は雲の多い十五夜でさえ、ソレを惜しんで「無月」という言葉までも用意したと新聞が教えてくれる。
雨が降った時は「雨月」
恨めしき空模様でもぼんやり明るい空を見上げ、天上の月を偲んだ。
だがどうしても月を見たい人は、「十六夜(いざよい)」という美しい名がついた翌夜の月に期待することになる。
たまたま今年は、十六夜が天文学上の満月になっている
空事情の悪いところの方もご心配召されるな。
ならば次の夜の「立待月」
さらに「居待月」「寝待月」「更(ふけ)待月」と、だんだん遅くなる月の出を待ち構えればほぼ満月を見れる。
昔の人は、とことん陰暦8月の月にこだわったのだ
悔しければデーターで慰めるしかない。
中秋の名月、10年に9年は見えずと江戸時代にいわれたそうだ。
秋の長雨、そして台風も多いこの季節である。
どうやら今夜はその二つが重なって、見えない地域も有るようで
明日に賭けるもまた楽しみ。
「歳時記」にそんなたくさんの月の名がならぶこの時季だ」
一風呂浴びて一杯もあったろう。
宮崎の生んだ国民的歌人若山牧水の歌が頃合いがいい。

秋かぜや 日本の国の稲の穂の
           酒のあぢはひ 日にまさり来れ

酒と旅の歌人は実りの稲穂を見ても喉が鳴ったようだ。
たしなまぬ人に、酒好きの考えることは想像に余るだろう。
どこまでも、人間の業たる、
泣く泣くもいいほうをとる形見分け
酒飲みの心理で言うなら
酒のない国に生きたい二日酔い、
また三日目には帰りたくるなり。
ある男が神様に3年間の酒断ちを誓った。
、どうにもつらい。
6年に延ばし、晩だけは飲むのを許してもらったと名人金馬、今では・・・談志。
酒道の達人と呼ばれた英文学者、吉田健一の、杯の傾けたという。
「月の光を飲んでいるようだ」。

国民的歌人。牧水はこよなく秋の日の酒をたたえる。

白玉の歯にしみとほる秋の夜は 
酒は静かに飲むべかり

酒のうまい季節、紐は固く、固く結びたい
今宵は中秋の名月、次は満月、月の光を飲む気分に浸るには、お誂えむきの夜がつづく。
下戸だったそうな夏目漱石の一句。
大酒のみの庶民ブログとの対比で人がわかろうや。

酒なくて詩なくて月の静かさよ

酒だ〜〜〜
酒が足りねーぞ!
酒を持ってこーい!

名月をとってくれとはわが子かな
「歳時記」にたくさんの月の名がならぶこの時季
、「団子盗み」という季語が「季語集」(岩波新書)坪内稔典著にある。
幼き頃に楽しんだ風習を、思い出す。
お月見の夜のこの日、、
子供らが縁側に供えられた団子を竿(さお)で盗むという風習で、盗んだ子は丈夫になり、盗まれた家は縁起がよいとされたという
これ、どうでしょうドロボウでしょう・・イイノ?となる上流国家たる日本。
案の定、戦後は教育上よくないということだろう、各地で悪習とされ禁止されてしまったそうだ。いつの頃なんであろう。
せきやんはこの日をどれだけ楽しみに待ってたことか。
「子供の冒険心を刺激するユーモアに富んだ行事」だったと、それを惜しんでいる著者坪内稔典。
この行事での子供らは、お供えを取って、その家に福をもたらす神様とみなされたのである
さて戦後の教育に異を唱え、「美しい国」をめざすという教育
改革においては果たして「団子盗み」は是か非か? 
あいにく全国同じ空模様でなく、無月の十五夜もあるようだ。
日南市では全国棚田サミット。
棚田の上の稲わらのうえにあるお月様こそ、大和の国の風景。

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コメント

せきやん
せきやん
2006年10月8日1:56

いつものことだが
ブログ拝見させていただいてる最中
「プッ!」
誤解めされるな
年寄りの弛緩の放屁では決してありませんぞ!
書き手のセンスよさに噴出しただけですって。
ホント!
決して・・・
「プッ!」
決して放屁でなく、噴出し笑いですって!

春紫苑
春紫苑
2006年10月8日5:45

此処大田区。月は私の位置からは見えませんでした。代わりにビルの明かりが綺麗でした。酒は一瓶もなく、紅茶で徹夜してしまいました。既に太陽がまぶしいです。

せきやん
せきやん
2006年10月8日6:04

拝見させていただいてるあかるい日記より

嵐が明けた今日、東京は台風一過状態で、完璧に済んだ空が広がってた。
見慣れている新宿のビル群さえ、「あぁいつもはあんなに曇って映ってたんだな」と驚かされるくらいに鮮明な偉観。
日差しももはや秋のそれで、心地よく足元を吹き抜ける涼風。
それだけでも充分満足いくものだったが、それが生きたのはむしろ日が落ちてからだった。

中秋の名月。

こんなにきれいなもんやったんやな、月の白さ、明るさ、そして大きさに驚嘆。
こんな透徹した夜が、東京にもあるんやな。
今では、秋の嵐に、頭を下げずにはいられない。

諸事情あって(大したことじゃないけど)旅立ってないんで2回更新。
ただし明日は4時半起き。3時間後か。
西武池袋線、石神井公園駅。
こないだ再び行ってきたんだけれども、石神井公園事態はぱっとしなかったな。
でもそれは曇りの、陰鬱な日だったからで、今日とか行ったら清清しいことこの上なかったかも。
ただ、東京の公園の池の澱みはいただけんな。
香川のため池と変わらん… [コメントする]

列島は北に長く気候感覚はまちまち。
お空事情は特にそうですよネ。
どうも華のお江戸では地域差さえあったようですね。
九州はお日様もお月様も十二分で、感謝いたしております。
今は目が向けられない輝きの朝日。
無宗教のせきやんも思わず手を合わせます。
有難うございます。

春紫苑
春紫苑
2006年10月8日6:44

満月の夜には人を狂わせる魔力があるという。
月は仰げなかったのですよ。
なのに、どうしてなのでしょう・・・・・月の引力に引き寄せられ一睡もせず。
都内の公園の池は澱んでいる。清清しいは我が心・・・・・かなり無理があるが、月の魔力と思ふておくれ。えっ!既に太陽ですよ。
無宗教の私、太陽に祈りを奉げます。 (10月8日6時42分 春紫苑)

nophoto
tami
2006年10月8日20:28

はじめまして。

大分のtamiと言います。
何気にふらふらしていましたら、お隣宮崎の方の面白くてためになるこのブログに迷い込みました。

あまりおもしろくありませんが、TBさせていただきました。
大分のお月様もとってもきれいでした。

相撲も大好きなので、大相撲における改革も面白く読ませていただきました。

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