ゴミその軌跡

2005年6月7日
生きてる証は何も毎日取り替え溜まった下着で確かめるだけではない。
一週間もゴミ処理しないときのプラッスチックの包装類で過剰を感じ取るときでもわかる。
これらは生活環境全般におよび消費の拠点たるコンビニでも同じでゴミ出し機械店舗である。
流行の使い捨ての店で戸惑うのは、紙コップでの飲みおわった使い捨てのコーヒーカップを店内のごみ箱に捨てる時だ。
大量の紙やプラスチック類が地球上でたどる運命に鈍感になっている自分をみせつけられる
ほんの少し前の日本では考えられなかったことである。
大量生産、大量消費。最近ではグローバル化とか言う全てアメリカ流である。
日本古来の生き方、文化に反する行為である。
島国の英知たる日本人の生き方の基本は恥の文化である。
さらに、少資源国ゆえ「勿体ない!」を基本とする。
、昨年ノーベル平和賞のケニアの環境副大臣ワンガリ・マータイさんが
「もったいない」という言葉が気に入って資源保護をすすめる運動のキーワードにしたという。
日本の伝統が狭くなった地球社会に生きていける基本になりつつあるが肝心の本家本尊がこの状況ではいたたまれない。。
ゴミの始まりの基本は、ヤクルトの使い捨てプラスチックの容器の国家の容認が端緒と私は記憶する。
アレはリサイクルのビンであった。
なぜそれが出来たか。国家とのデキレースがあったからである。
関東大震災時の亀戸事件で河合義虎とともに虐殺された吉村光治の兄たる南喜一の策略である。
この事件をきに、南喜一は共産党員となり、国政選挙にも立候補する
、国策パルプ社長を経てヤクルトを創設者した人南喜一とは同一人物だから驚きだ。
さらに驚くべきなかれ!あの艶筆のガマの聖談の著者なのである。
青春の光と影そのものである。青春の輝きこそが社会的諸現象の解決策であろう。
しばらく青春すべく軌跡をおってみたい。
国策パルプの前社長は水野成夫であり、この人は佐野学、鍋山貞親、三田村四郎らとともに戦前共産党を指導した人である。
時の共産党弾圧に際しての転向組の一人であり、みな知っていた。
転向後の三田村は、「三田村労研」の名で労働組合の御用化工作を続けており、
同じ鍋山と共に精力的に反共活動を展開していることで知られていた
。この三田村から、ナベツネは右派系運動の工作資金ということで資金をもらい、着服もあり除名になる。
水野成夫も転向組みである。
これらの政治遍歴を経て財界の支援を受けその言論司令塔たる産経新聞の創設者と成るのである。
読売新聞の渡辺恒夫と全く同じ政治遍歴を持つ。
水野成夫は病に倒れ産経新聞経営権を鹿内に譲る。
元NHKアナ美津子の義父である。
ヤクルト創設者の南喜一のことであるが治安維持法制定は大正十四年三月。
非合法化さた共産党は、労農党から有力な共産党員を立候補させた。
福岡・徳田球一、北海道・山本懸蔵らとともに東京で唐沢清人、秋和松五郎、南喜一とここに名を残している。
右翼の魁児玉誉士夫、読売ナベツネ、産経水野成夫、中曽根の人脈で政治は進められた。
ゴミ環境問題に場当たりの政治が覗いてくるのは
かって国家を左翼から論じたこれらの私利私欲で長期展望たる政治がなかったからである。
フジ、サンケイグループとホリエモンがマスコミに載ったとき述べてきた保守の恥部の論調を見ることは出来なかった。
せきやん日記は2月21日 マスコミの事情 、2月20日 総資本の逆鱗に触れた「ホリエモン」 で書いたが所詮届かぬ声に過ぎなかった。
南喜一はわたしの青春時代の禁断の書、官能小説で有名な作家宇能鴻一郎みたいなもの。
宇能鴻一郎は直木賞ではなくて芥川賞を受賞している。
受賞作「鯨神」は純文学作品で私どものイメージにあるものではない。
文壇では大衆文学たる直木賞の方が純文学たる芥川賞より金が稼げて売れっ子になれる。
先般、宮崎の洸先生もいっておられたので間違いない。
南喜一と言えば、ガマの聖談・風流夜話に尽きる。
週間誌にロングランして洒脱な色気たっぽりの大人向けエッセーを書いた。
挿絵はナンタッテ!当世一流の小島功である。
絶倫、猥褻な体験談 秘め事など大人のことはこの人に教わった。
当然読書域が広がっていく。
夢楽の風流夜話 (絵・小島功)。三遊亭夢楽 蒼洋社
明蝶の風流夜話 (絵・小島功)曽我廼家明蝶 蒼洋社
ヘンな本 禁じられた「笑い」のすべて 野末陳平 青春出版
日本春歌孝 庶民のうたえる性の悦び〔春歌の替え歌〕 添田知道 光文社
エロスの教養 南国風俗誌 原田種夫 弘文堂
秘蔵の本 ・禁話のコレクション吉行淳之介 河出
はだか人間学 竹村健一 青春出版
男盗女娼 岡本隆三 波書房
今東光、奈良林祥、梶山俊之 の諸著作その中でも ガマの聖談は特筆できる内容。
・・おれは、75才になるが、毎晩、女に接して、女を何回も天国に行かせることができる。
それが男の甲斐性というものさ。大体女というのは…。
目次
女は何歳までたのしめるか
精力、75歳頂点説
粗品を珍品に変える法
女の脳天をしびれさせよう
美人にかぎって味が悪い
女房は最低四人持て
シシ鼻の女は名器だ
一盗・二婢はもう古い
死が近づくと助平になる
よくもこれらを書きまた読めたものである。
最近の高校生は月に一冊も読書をしないものが七割という時代をわれらは信じられない気持ちでいる。
南喜一は昭和30年には財団法人日本食生活協会 を設立する。
そのホーム・ページから見てみると
「私たちが幸せな生活を営むためには、何よりもまず健康。
正しい食習慣・バランスのとれた食事からなる毎日の食生活。」
「まず我が家の食卓を健康なものにし、さらには地域のみんなにも正しい食習慣が定着することを目指し、ボランティア活動を続けています。・・とある。
せめてもの罪滅ぼし偽善者は世の常である。
社会改革の自己確立の過程その終わり方。
死者に鞭打つのは止めよう。ご立派!としよう。

自己確立の主体的最初の行為たる自慰。この己の肉体よりハッスル妙なものはなんだ!
文学作品でも少年の自慰体験が描かれている。
三島由紀夫の『仮面の告白』、
大江健三郎の『セヴンティーン』
宮本輝の『蛍川』
渡辺淳一の『影絵』
五木寛之の『青春の門』

ノーベル賞作家大江健三郎の『セヴンティーン』
 「そして姉の言葉をくり返し考えているうちに石鹸の泡の中から性器がむっくりと勃起してきたので
、おれは風呂場の入り口の扉に鍵をかけに行った。おれはいつでも勃起しているみたいだ、
勃起が好きだ、体中に力が湧いてくるような気持ちだから好きなのだ、それに勃起した性器を見るのも好きだ。
おれはもういちど座り込んで体のあちこちの隅に石鹸を塗りたくってから自涜した。
十七歳になってはじめての自涜だ。
おれは始め自涜が体に悪いのじゃないかと思っていた。そして本屋で性医学の本を立ち読みしてから、自涜の罪悪感を持つことだけが有害なのだと知ってすっと解放された気持ちになった。」
ここでの描写は多くの男にとっては自明の理。
この十七歳にはモデルがあり、当時の社会党委員長・浅沼稲次郎を刺殺した一矢少年
今日のフリターなる不安な群像の社会と似通った状況での少年の性はかわらない。
「勇気と冒険心こそ青春」。
ヨットによる単独無寄港世界一周を世界最高齢で成し遂げた斉藤実71。東西両回りを世界で二人目のマーメイド号の堀江謙一66。二人の快挙のヨット・マン!
辛いが負けずに生き抜く勇気を下さった。
久留米オール電化工事からの着帰は22時。
明日は熊本でペイント仕上げ。

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